相続の相談でいちばん多い失敗は、
「税理士に行ったら登記の話ができず、司法書士に行ったら税金が分からない」ことです。
【2026年司法書士試験】超直前期前に考えたい全国共通模試の受け方 ― 他校模試で鍛える「模試慣れしない実践力」 ―

4月が近づくと、司法書士試験はいよいよ超直前期に入ります。
この時期になると、各予備校が実施する全国共通模試の日程が出揃い、スケジュールを確認し、申込みを検討する時期でもあります。
多くの受験生は、すでに受講している予備校の講座に沿って、その予備校の全国共通模試を受験していることでしょう。それ自体は自然であり、決して間違いではありません。
ただし、超直前期を見据えるのであれば、他校の全国共通模試も受けることを強くおすすめします。
理由はシンプルで、「模試慣れ」を防ぎ、本試験に近い実践力を鍛えるためです。
本記事では、全国共通模試の位置づけと、なぜ他校模試が重要になるのかについて整理していきます。
目次
- 超直前期前に全国共通模試を意識すべき理由
- 多くの受験生が陥りやすい「模試慣れ」
- 他校の全国共通模試を受ける意味
- 模試は順位ではなく「揺れ」を見る
- 4月以降は「自分との勝負」の期間
- 試験日まで司法書士試験ブログをお休みします
1. 超直前期前に全国共通模試を意識すべき理由

4月以降は、司法書士試験において学習の質が大きく変わる時期です。
新しい知識を増やす段階から、既に身につけた知識を「安定して使えるか」を確認する段階へと移行します。
全国共通模試は、このタイミングで
- 自分の現在地を確認する
- 思考の癖を客観視する
ための、極めて重要なツールです。
だからこそ、受け方や選び方が結果に直結します。
2. 多くの受験生が陥りやすい「模試慣れ」

同じ予備校の模試を繰り返し受けていると、次第に次のような状態になります。
- 問題文の言い回しに見覚えがある
- 出題者の癖が分かる
- 引っ掛けポイントを予測できる
これは学習段階ではメリットでもありますが、本試験対策としては危険な側面もあります。
なぜなら、本試験は
「どの予備校の問題でもない」
からです。
3. 他校の全国共通模試を受ける意味

他校の全国共通模試を受ける最大の意義は、
問題への向き合い方をリセットできることにあります。
- 見慣れない表現
- 想定外の切り口
- 判断に迷う選択肢
これらに直面したとき、
条文・判例・制度趣旨に立ち返って考えられるかどうかが、本試験での強さにつながります。
他校模試は、まさに
「実戦形式のトレーニング」
と言えるでしょう。
4. 模試は順位ではなく「揺れ」を見る

他校模試を受けると、
- 点数が下がる
- 判定が悪くなる
といった結果が出ることもあります。
しかし、超直前期において重要なのは、
順位や判定そのものではありません。
見るべきなのは、
- どこで迷ったか
- なぜ判断が遅れたか
- 思考が止まった原因は何か
という「揺れ」です。
この揺れを把握できること自体が、本試験に近づいている証拠でもあります。
5. 4月以降は「自分との勝負」の期間

4月から試験日までは、
他人と比べる期間ではなく、自分を安定させる期間です。
- 新しい情報
- 不要なテクニック
- 他人の成績
これらは、かえって集中力を削ぐことがあります。
全国共通模試は、
「自分が本試験当日に、いつも通り解けるか」
を確認するための道具として活用しましょう。
6. 試験日まで司法書士試験ブログをお休みします
本記事をもって、
試験日が終わるまで、司法書士試験に関する内容のブログ更新は一旦お休みといたします。
これからの時期は、
情報を発信するよりも、
自分自身と向き合い、淡々と積み重ねる時間だと考えています。
おわりに
他校模試を受けることは、不安を生むこともあります。
しかし、その不安は「本試験に近づいている証拠」でもあります。
超直前期は、派手なことをする必要はありません。
淡々と、冷静に、いつも通り。
最後まで走り切れることを、心から願っています。

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