【2025年版】さぬき市の生前対策・完全ガイド|司法書士が教える「実家・農地・認知症」対策のすべて

2025年12月18日

はじめに:さぬき市で「次世代に迷惑をかけない」ために

「元気なうちはまだ早い」「うちは財産なんてないから関係ない」 そう思っていませんか?実は、相続トラブルや不動産の塩漬け問題は、資産の多寡に関わらず、むしろ「ごく普通の家庭」でこそ多発しています。

特にここ香川県さぬき市においては、**「管理が難しい農地」「売り手がつかない実家」「市街化調整区域の制限」**など、地域特有の事情が絡み合い、いざ相続が発生した際に手続きが難航するケースが後を絶ちません。

本記事では、さぬき市全域で数多くの相続・生前対策をサポートしてきた司法書士が、**「今、さぬき市の皆様がやっておくべき生前対策」**について、具体的に、そして分かりやすく解説します。

    目次

【重要】さぬき市の生前対策、まずやるべき3つのこと

  1.なぜ今、「生前対策」が急務なのか?

  2.さぬき市特有の「不動産」問題と対策

  3.認知症による「資産凍結」を防ぐ【家族信託】

  4.想いを形に残す【遺言書】

  よくある質問(FAQ)

  最後に:あなたとご家族の「これから」を守るために

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【重要】さぬき市の生前対策、まずやるべき3つのこと

 生前対策といっても何から始めればよいかわからない方へ。さぬき市にお住まいの方が優先すべき対策は、大きく分けて以下の3つです。

  1. 不動産の棚卸しとリスク確認 自宅だけでなく、長尾や寒川エリアなどの山間部にある「先代名義のままの山林・農地」がないかを確認する。
  2. 「家族信託」による認知症対策 親が認知症になり判断能力が低下すると、実家の売却や定期預金の解約ができなくなります(資産凍結)。これを防ぐため、元気なうちに管理権限を家族に託す仕組みを検討する。
  3. 「公正証書遺言」の作成 「誰に何を渡すか」を法的に明確にし、残された家族(推定相続人)同士の争いを未然に防ぐ。


1. なぜ今、「生前対策」が急務なのか?

 2024年4月から**「相続登記の義務化」**がスタートしました。これにより、過去の相続も含め、不動産の名義変更を放置することに対して過料(ペナルティ)が科される可能性があります。

 さぬき市では、何代にもわたって名義変更がされていない土地が散見されます。 「おじいちゃんの名義だと思っていたら、実は曾おじいちゃんの名義のままだった」というケースも珍しくありません。権利関係が複雑になればなるほど、解決には膨大な費用と時間がかかります。

 **「親が元気なうちに整理しておくこと」**が、結果として最も安上がりで、家族の絆を守る方法なのです。

2. さぬき市特有の「不動産」問題と対策

 大手ポータルサイトの情報は「都会のマンション」を前提にしていることが多いですが、さぬき市の対策はそれとは異なります。

農地(田・畑)の承継問題

 さぬき市農業委員会への届出や許可(農地法3条・5条)が必要となる農地は、単純に誰かにあげたり売ったりすることができません。 特に、農業に従事していないお子様が県外(高松市や京阪神など)にいる場合、「農地を相続したくない」という相談が増えています。

  • 対策: 生前に農地転用が可能か調査する、あるいは農地中間管理機構を活用するなど、農業委員会の許可を見越した早めの対策が必要です。

「負動産」になりかねない空き家

 志度や津田などの旧市街地や、大川・寒川の住宅地において、空き家の増加が顕著です。 親が施設に入所した後、実家が空き家になると、建物の老朽化が進むだけでなく、固定資産税の優遇措置(特定空き家認定による解除)が受けられなくなるリスクもあります。

  • 対策: 「家族信託」を活用し、親が施設に入ったタイミングで、受託者である子供がスムーズに実家を売却・処分できる権限を持たせておくことが有効です。

3. 認知症による「資産凍結」を防ぐ【家族信託】

 「成年後見制度」という言葉を聞いたことがあるかもしれませんが、この制度は一度利用すると、原則として亡くなるまで続き、家庭裁判所の監督下に置かれます。柔軟な財産管理や、相続税対策としての生前贈与ができなくなるなどの制約があります。

 そこで今、さぬき市でも注目されているのが**「家族信託(民事信託)」**です。

  • 仕組み: 財産を持つ方(委託者:親)が、信頼できる家族(受託者:子)に財産の管理・処分を任せる契約です。
  • メリット:
    • 親が認知症になっても、子が実家の売却や預金の引き出しを行い、親の介護費用に充てることができる。
    • 成年後見制度に比べて、ランニングコスト(後見人報酬など)を抑えやすい。
    • 「あの子に管理を任せたい」という親の意思を尊重できる。

4. 想いを形に残す【遺言書】

 「うちは仲が良いから大丈夫」というご家庭ほど、いざという時に揉める傾向があります。特に、主な遺産が「さぬき市の実家(不動産)」のみで、預貯金が少ない場合、兄弟間で公平に分けることが物理的に難しいためです(不動産はケーキのように切れません)。

  • 自筆証書遺言: 手軽ですが、形式不備で無効になるリスクや、紛失のリスクがあります。
  • 公正証書遺言: 公証役場(高松公証人役場など)で作成します。原本が保管されるため安心で、法的効力が非常に高いです。

 当事務所では、ご家族の状況に合わせて、トラブルの種を摘み取るための遺言内容をご提案し、作成をサポートします。

よくある質問(FAQ)

専門家に相談する際によくいただく疑問をまとめました。

Q1. まだ元気なのですが、相談するのは早すぎますか?

A. いいえ、元気なうちこそが「適齢期」です。 認知症の診断が出てからでは、遺言書の作成も家族信託の契約も、法的にできなくなってしまいます(契約能力がないと判断されるため)。「転ばぬ先の杖」として、判断能力がはっきりしている今ご相談いただくのがベストです。

Q2. 費用がいくらかかるか心配です。

A. 初回の相談は無料です。 実際の手続きに進む場合の費用(司法書士報酬や実費)についても、事前にお見積もりを提示し、ご納得いただいてから着手します。不明瞭な追加請求は一切ありませんのでご安心ください。

Q3. さぬき市の山奥にある土地で、場所もよくわかりません。

A. 調査もお任せください。 名寄帳(なよせちょう)の取得や公図の確認を行い、所有されている不動産の現状を調査いたします。現地調査が必要な場合も、地元密着のフットワークで対応可能です。

Q4. 子供が県外に住んでいて、話し合いに参加できません。

A. オンライン(Zoom等)での同席も可能です。 当事務所では、さぬき市の親御様と対面で、県外のお子様とはオンラインで繋ぎ、三者間での打ち合わせを行う実績が多数ございます。距離を理由に対策を諦める必要はありません。


最後に:あなたとご家族の「これから」を守るために

 生前対策は、単なる「法律の手続き」ではありません。 親御様が長い年月をかけて築いてきた資産を、感謝とともに次の世代へどう引き継ぐか、という**「家族の物語」**そのものです。

 さぬき市という土地で、安心して老後を過ごし、円満に次世代へバトンタッチするために。 私たちアイリス司法書士法人が、法律の専門家として、そして地元の相談相手として、全力でサポートいたします。

 まずは、お茶を飲むような気軽な気持ちで、無料相談をご利用ください。現状の不安をお話しいただくだけでも、解決への糸口が必ず見つかります。

お問い合わせ

生前対策・相続対策に関する無料相談は随時受付中です(完全予約制)。

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また、相続税対策・登記相談も含めた無料相談会も開催中です: 

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さぬき市全域対応(志度、津田、大川、寒川、長尾)

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