まず重要なのは、不動産の
登記事項証明書 を取得し、名義・権利関係を明確にすることです。名義が古く、相続人不在や共有者がある場合、将来の相続登記が複雑になる可能性があります。
相続登記の基本的な流れは以下の通りです:
- 相続人の確定(戸籍・除籍・住民票などで家系を整理)
- 財産評価(不動産の評価額を確認し、相続税・贈与税の可能性を検討)
- 遺産分割(共有名義にするか、分割または売却かを合意)
- 登記申請(法務局で相続登記を行う)
司法書士が関与すれば、書類作成・申請・名義変更をスムーズに進められます。
4. 空き家対策:利活用・除却・改修
まんのう町には
空き家等情報登録制度(空き家バンク) があり、空き家所有者と利用希望者をマッチングする仕組みがあります。
また、町は 空き家リフォーム補助金事業 を設けており、リフォーム費用の 50%(上限100万円)を補助しています。
これを活用して、空き家を貸す、移住者に貸す、売却しやすくするなどの選択肢を具体化することが実務的には非常に有効です。
さらに、空き家をそのまま放置するだけでなく、老朽化・危険性が高い場合は、除却も検討すべきです。まんのう町議会資料でも、危険な空き家を除却する制度が運営されていることが報告されています。
5. まんのう町の支援制度を活かす(補助・定住)