2.私が実施した学習時間について
それでは、私の実際に行った学習時間(中身ではなくあくまで時間だけ)で考えると、
(1年から2年目)
とある肢別の問題集を完全にマスターするまでやり込みながら、その周辺知識を洗いながら学習していました。一日大体5時間以上は勉強していたと思います。しかし、効率があまりにも悪すぎて、択一で21点以上取れませんでした。これでは合格しないと考え、3年目からは予備校のカリキュラムを受講しました。
(3年目)
学習時間は、一日8時間ぐらいでした。カリキュラムの学習動画視聴時間も含めての時間になります。視聴すれば合格できると思ってた部分があり、前半は少し無駄をしましたが、途中でそれではダメなことに気づかされて、そこからは、学習効率を考慮した「まとめ」中心に実施しました。模試などでわからない箇所を場当たり的につぶしながら学習したので、あまり定着といった概念がない状態で学習していたと思います。ですので、8時間の学習の意味は半減すると考えます。
(4年目)
同じ予備校のコースを受講し、前回の反省点も踏まえて、自身の弱点をつぶすために、年内学習で「直前期に回す道具」をまとめながら学習を進めました。時間は8時間だったと思います。そして直前期は12時間ほど学習をしていました。しかし、コロナで試験が3か月延期され、当初のスケジュールを大きく狂わされたことと、予備校の模試を試験会場で受ける勇気が出なかったことから、本試験の際に試験のペースをつかめずに惜敗しました。
(5年目)
もう合格圏にいることは実感できていました。本試験に落ちた悔しさよりも、なぜ落ちたのかの理由がわかったことから、学習方法の改善策を綿密に立てて、来年に臨むことにしました。なぜ合格圏内にいることが分かったのかと言いますと、本試験から1週間後に予備校で、バックアップ試験という受講料が割引される試験があり、その試験で私は日本で1番になり受講料が無料になったからです。ですので同じ予備校の異なるコースを受講することにしました。
5年目は、初めからある程度ブーストかけて学習をしていました。それは、受験期間が9か月であったことが大きな要因です。一日の学習時間はだいたい10時間前後、4年目と同様に、数年かけて作成した回す道具をブラッシュアップしていきました。そして、直前期には、14時間は学習していたと思います。
本気で本試験で1位合格目指してましたから。ですので、私の学習時間は、参考になりませんね。
3.1日の時間を増やす方法
1日の学習時間を増やすには、「毎日継続して学習し続けること」が重要となります。学習する日としない日がある方は、学習時間を延ばすことは非常に困難になると考えます。毎日学習することで、見た目では半分の期間で1周することになります。戻ってくる時間が短いと、頭の中に残っている知識に鮮度があり、その時にもう一度学習して思い出せば、効率が上がります。はじめは、味のないガムのような感覚に陥ると思いますが、繰り返してやっていくようにしてください。そうすると、気が付けば、学習時間が伸びてきます。だって、自分がわからないところを積極的に探すようになってきますから、気が付くと学習時間が増えていると思います。