3.集客との共通点
私も、今年の2月3月は集客で非常に悩みました。そんな時、徹底的に自分を分析していきました。そして、自分が能動的にコントロールできる仕組みについて、そのサイクルを作るための営業に着手しました。岡田俊夫ゼミで岡田氏が本が売れなかった2年間で、「売れること」が、受動態であることに気づいたと言っていましたが、そこに持っていくプロセスで「能動的にできること」を必死で考えていきました。
能動的とはいっても、客ありきの商売ですので、すべて能動的とはいきませんが、受験生時代に経験した能動学習への転換の経験は、とても生かされたと思います。
ざっくりいうと、他の先生との差別化をきっちりとつけていくようにしていきました。
※この辺りを具体的に書いても、おそらく、同じように実行しても同じ結果にはなりませんので割愛します。ただの自慢話にしかなりませんから。松下幸之助の書いた本の内容を実行しても、時代背景や人脈、能力、その他の事情で、同じ結果にならないのと同じことです。ただし、ヒントにはなると思いますが、それを少しづつ自分バージョンにアレンジし、成功体験から営業やターゲットを絞り込んで攻勢をかけていけば大丈夫です。
ただし、この自分バージョンへのアレンジの仕方を誤ると地獄を見ます。
※たとえば、以前とある先生に「差別化」について聞くと、「早くする、正確にする。」と言ったのを聞いてがっかりしました。「遅いし、正確でない」司法書士は、先生と名乗ってはいけないと思ったからです。それは、付加価値にはなりえません。
今まで、多くの社会経験を積んだ40から50代の受験生は、開業後他の方たちよりもアドバンテージがあると思います。
4.まとめ
年内学習から直前期学習にかけて、自身のコントロールができるような環境を自ら作り出すことにより、学習の能動化を実現できます。そして、能動化された状態での学習は、今までと比べ物にならないくらいの効果を出すと思います。そうなってくると、今は苦しい受験勉強も少し楽しい方向に向かうと思いますよ。
また、受験だけでなく、日々の生活の中で、ヒントとなるようなことはたくさんあると思います。一発合格した人に話を聞く機会があったのですが、受験直前は不安は当然あるものの、学習が楽しくなってきたと言っていました。だからこそ、自発的に分からない範囲を学習しようと姿勢になるものと考えます。
そして、その考え方は、開業後の集客にも生かせます。常に、自分で考える癖をつけておけば、安易にポータルサイトに高い金支払うことも無くなると思います。