善通寺・丸亀の相続登記で急増中|「兄弟で共有名義」が将来トラブルに?後悔しないための生前対策とは

2026年04月07日

「とりあえず兄弟で半分ずつ」「平等に分けておけば安心」――。
善通寺市や丸亀市では、この"共有名義"が原因で、後の世代が何年も相続手続きに苦しむケースが増えています。実は、共有登記はトラブルの先送りに過ぎません。本当に家族の負担を減らすなら、生前に「誰が引き継ぐか」を決めておくことが何よりの対策です。今回は、現場で多い事例とともに、生前にできる具体策を解説します。

目次

1 善通寺・丸亀エリアで多い「共有名義」の相続登記
2 なぜ「とりあえず法定相続分」が選ばれてしまうのか
3 想定事例|兄弟共有が20年後に大問題になったケース
4 共有名義が招く5つのリスク
5 生前にやっておきたい具体的な対策
6 まとめ|"平等=共有"ではないという考え方


1 善通寺・丸亀エリアで多い「共有名義」の相続登記

善通寺市・丸亀市・坂出市・宇多津町では、
昔から「実家はそのまま残す」「兄弟みんなの財産」という考え方が強く、相続時に共有名義にするケースが非常に多く見られます。

相続が発生すると、

「揉めたくないから平等に」
「とりあえず半分ずつ」
「将来どうするかは後で考えよう」

こうして 法定相続分どおりの共有登記 を選択される方が少なくありません。

一見、円満で合理的な方法に見えます。

しかし、司法書士の立場から見ると、
実はこれが 将来トラブルの"入口" になっているのです。

2 なぜ「とりあえず法定相続分」が選ばれてしまうのか

共有登記が選ばれる理由はシンプルです。

   ・話し合いが面倒

   ・誰が相続するか決めきれない

   ・兄弟間で気を遣う

   ・「今困っていない」

つまり、問題の先送りです。

相続発生直後は、まだ兄弟全員が元気で連絡も取れます。
そのため「このままで大丈夫だろう」と思ってしまうのです。

しかし、時間は必ず流れます。

そして10年、20年後――
状況は大きく変わります。

3 想定事例|兄弟共有が20年後に大問題になったケース

例えば、こんなケースがありました(内容は一部変更しています)。

善通寺市の実家土地建物。
父の相続時、兄弟4人で4分の1ずつ共有登記。

当時は皆近くに住み、仲も良好でした。

ところが20年後。

   ・長男死亡 → 子ども2人が相続

   ・次男死亡 → 配偶者と子3人が相続

   ・三男は県外在住

   ・四男は連絡が取れない

気づけば、権利者は合計9人に。

実家を売却しようとしても、

「全員の同意と印鑑が必要」

これが大きな壁になりました。

話し合い、戸籍収集、書類郵送…。
最終的に解決まで数年かかりました。

ご家族から出た言葉は、

「最初に一人にまとめておけば良かった」

でした。

これは決して珍しい話ではありません。

むしろ、この地域では"よくあるパターン"です。

4 共有名義が招く5つのリスク

共有名義には、次のようなリスクがあります。

① 相続のたびに権利者が増える
② 1人でも反対すると売却できない
③ 修繕や建替えも自由にできない
④ 連絡不能者が出ると手続き停止
⑤ 認知症になると成年後見が必要

つまり、
「誰も自由に決められない不動産」
になってしまうのです。

これは資産ではなく、負担に近い状態です。

子や孫世代にとっては「厄介な不動産」になりかねません。

5 生前にやっておきたい具体的な対策

では、どうすればよいのでしょうか。

答えはシンプルです。

共有にしないこと。

そのために、生前に次の対策を行います。

① 誰が引き継ぐか家族で話し合う
② 遺言書で承継者を明確に指定する
③ 代償金で公平性を確保する
④ 生前贈与や家族信託の活用
⑤ 名義や権利関係を今のうちに整理

特に遺言書は非常に効果的です。

「この不動産は長男に相続させる」

これだけで、共有は防げます。

手続きも圧倒的にシンプルになります。

6 まとめ|"平等=共有"ではないという考え方

多くの方が勘違いされていますが、

平等 = 共有

ではありません。

本当の平等とは、

「手続きで家族に迷惑をかけないこと」

ではないでしょうか。

共有名義は、その場では丸く収まっても、
将来必ず誰かが苦労します。

元気なうちに決めておくこと。
それが最大の思いやりであり、最高の生前対策です。

善通寺・丸亀エリアで不動産をお持ちの方は、
ぜひ一度、名義の確認から始めてみてください。

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