山田玲司氏は、学生時代の評価基準として「学力」「運動」「見た目(ルックス)」「コミュ力」「表現力」の五つが主な要素であると述べています。しかし、これらの要素の多くは環境や遺伝子によって左右されることが多いと指摘しています。特に「見た目(ルックス)」に関しては、遺伝的な要素が大きく影響しており、本人の努力だけではどうにもならない部分があるとしています。
2. 見た目に関する評価の不合理性
見た目(ルックス)は、個人の努力では大きく変えることができず、遺伝子が大きな要因となっています。それにもかかわらず、社会では外見が重視され、評価の基準となることが多いです。このルッキズム(外見至上主義)は、本人の能力や内面的な価値を反映しないにもかかわらず、外見によって人々が評価される現実が存在します。山田氏はこの現象を不合理であると批判しています。
3. 見た目の衰えとルッキズムの無意味さ
山田氏は、見た目というものは時間とともに必ず衰えていくものであり、どれだけ美しい人でも、年を取れば外見が変化し、若さや美貌は失われていくことを指摘しています。これが自然の摂理である以上、見た目に依存した評価やルッキズムに囚われることは無意味であると結論づけています。外見に固執することは、長期的に見て精神的なダメージや挫折を引き起こす可能性が高いと述べています。
4. 他の評価基準も環境と遺伝子の影響
「学力」「運動」「コミュ力」「表現力」などの他の評価基準も、遺伝や環境の影響を強く受けます。学力は家庭環境や教育機会、運動能力は体質や遺伝によるものが大きいです。コミュニケーション能力や表現力も、育った環境や親の影響を受けるため、個人の努力だけで変えるのは難しい面があります。これらの要素に基づく評価も、他者と自分を比較すること自体が無意味であると山田氏は主張しています。
5. 自己評価と自己肯定感