相続の相談でいちばん多い失敗は、
「税理士に行ったら登記の話ができず、司法書士に行ったら税金が分からない」ことです。
(論点)仲間を見つけるということ(表層心理と深層心理)

「表層心理と深層心理」は、20世紀の3大発見の一つです。最初に発見した人は、フロイト氏です。人間にはいま意識している心があるんだけれど、抑圧された無意識というものがあって、そこからの影響で行動が決まってくるというもの。これが「Unconcious mind」の発見です。そして、その深層心理の中では、世界中の人はつながっていると説いたのがユング氏です。私の体験なども併せて話をしていきましょう。
目次
1.表層審理と深層心理
2.先日あった出来事
3.まとめ
1.表層心理と深層心理

「表層心理」と「深層心理」は心理学や心理療法の文脈で使われる用語です。
①表層心理(Surface Psychology):
表層心理は、一般的には外見や明白な行動、意識的な思考や感情など、個人の意識レベルで直接観察される心理的プロセスや現象を指します。感情の表出、言葉での思考、社会的行動などがこれに含まれます。表層心理は、一般には外見や明示的な行動に焦点を当てます。
➁深層心理(Deep Psychology):
深層心理は、個人の潜在意識や無意識に焦点を当てます。これには、フロイトの精神分析理論に基づくような、過去の経験、無意識の欲求、抑圧された感情や願望などが含まれます。深層心理は、個人の行動や感情、思考に影響を与える潜在的な要因を探求します。ここには、記憶の深層構造、心的防衛機制、心的欲求などが含まれます。
要するに、表層心理は直接的に観察可能な心理的プロセスや行動を扱い、深層心理はその背後にある潜在的な心理的要因やプロセスを扱います。両者は相補的であり、心理学的理解の向上において重要な役割を果たします。
とありますが、実は、これらは人間社会の中でも垣間見える瞬間があります。
例えば、今ではありえませんが、私が小学・中学のころ、体罰教師なるものが存在していてましたが、表層審理では「躾のため」と称して殴っていましたが、深層心理では「楽しんでいる」んじゃないと思わざる得ないようなことも実際にありました。
また、昨今ニュースで見る、親の過剰な暴力で子供を死なせる事件なども、これに該当するかもしれませんね。フロイト氏は、「抑圧された無意識(主に性的な内容)」が引き起こしていると説きますが、ユングはこれを否定します。
抑圧された意識だけでなく、その他の意識の深層心理を突き詰めていきますと、「集合的無意識(他者とのつながり)」になるわけです。集合的無意識は、他者と時空を超えて繋がっているらしいです。(ユング氏が言うには)「虫の知らせ」なんかが有名ですよね。
ユング氏の逸話に、自身を無意識のレベルに開放するときに思い浮かぶ図があり、それを少しずつ書いてみたところ、東洋の「曼荼羅」と同じだったというものがあります。これが、集団的無意識の決定打になったともいわれています。片方は大昔のチベットで描かれたもので、ユングは自分が書くまで「曼荼羅」というものを知らなかった。つまり、時空を超えて共有しているわけですよね。この辺の話は、昔本で読んだことがあります。
つまり、表層心理は別々でも、無意識の深層心理では、皆人はつながっているということです。面白いですよね。

2.先日あった出来事
ユングの話からは、とても安っぽい話にはなるのですが、先日のとあるネットミーティングの席での一幕。私は、積極的に発言されている方の話の内容を聞いていて、昔の自分を思い出し、懐かしさもあり少しにやにやしたのですが、その後、「にやにやしてたでしょう。」とダイレクトメッセージが届いていました。(ディスってるわけではありません。あくまで、今回の深層心理の事例にぴったりだったので取り上げました。冗談でやってた可能性もありますからね。)
はい、その方の分析していきましょう。以前、一緒になった飲み会で「気になる発言」に違和感を覚え、あまり深い付き合いはないものの、それで終わっていました。
その後、今回の話になるのですが、わざわざメッセージをよこさなくてもよかったと思うのです。以前の違和感も含め、やっぱり周りの反応が気になる人なんだなと思ってしまいました。抑圧された深層心理がそうさせたのかはわかりませんが。
このように、実社会でも、なんとなくですが深層心理までわかるので、面白いですよね。まあ、まだ若いから気になるのでしょうか。私なんか50代で、「いい意味での開き直り」しているので、誰が何と言おうが気になりません。ただし、無茶苦茶なことを言ってくる人にはくぎを刺しますが。勿論、その意見はきっちり聞いて、共感できる部分があればリスペクトしますよ。だってもったいないじゃないですか、自分と違う意見だから聞かないなんて。なんか損した気分になっちゃいますからね。他の人の意見を聞かないもしくは聞けない50代の人は、きっと「今の若い奴は・・・」と言ってると思いますよ。私はそうはなりたくないですからね。
あとは、どうせ、あと数十年したら死んじゃう訳じゃないですか、今を楽しめないで、人生を楽しく生きれませんからね。
3.まとめ
私は、今の職業についてからは、「仲間」を増やす努力をしています。年齢は関係ありませんが、そこでのフィルターとして、言葉の端々や態度など、そういったものから判断するようにしています。お金をたくさん稼いでいる人が仲間になるとは限りません。以前も書きましたが、「黄金時代」にしがみついている方には、興味がないからです。そうじゃない方には興味がありますがね。
昔の私は、利害関係がない状態でできるのが仲間だと思っていましたが、今は、利害関係があろうがなかろうが、仲間になりうる方は、存在すると思っています。ユングの集団的無意識ですよね。ただし、同じ方向を目指している方でも、考え方は人それぞれ様々です。面と向かって話したり、日々の生活の中での出来事など、見るべきところはたくさんあるので、情報は事欠かないのですが、仲間になるかどうかの判断は、慎重になります。一旦、仲間になって、活動し始めた場合、こちらから裏切らないように努力します。それが礼儀というものだと私は考えているからです。
人生100年時代と言われていますが、自分の人生を豊かにするのも不幸にするのも自分次第。いい意味での脱力でやっていきましょう。お勧めです。
そして前にも書きましたが、若い方は失敗を恐れずにチャレンジし続けてください。失敗から学ぶことは本当に多いですから。そこから成功体験を少しづつ積み上げていってみてください。そうすれば、50代に「今の若い奴は」と言わないで済むかもしれません。

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