【2026年版】空き家になった実家が、誰も動かせなくなる瞬間 ― 親の施設入居と認知症が生む“相続不能不動産” ―

2026年02月18日

「親が施設に入ったから、実家はとりあえず空き家のまま」
この判断が、将来の相続を取り返しのつかない地獄に変えているケースが後を絶ちません。
なぜなら、空き家 → 認知症 → 売れない → 登記できないという流れが一度始まると、家は"資産"ではなく負債化するからです。
結論から言えば、空き家になる前にしか不動産は救えません。

目次

  1. なぜ「施設入居」が危険な分岐点になるのか
  2. 空き家化と認知症が同時に進行する現実
  3. 売れない・貸せない・壊せない家になる
  4. 税金と管理責任が家族を追い詰める
  5. 兄弟トラブルはここから始まる
  6. 司法書士が見る「問題となる家」の共通点
  7. よくある質問(FAQ)

1. なぜ「施設入居」が危険な分岐点になるのか

相続相談で最も多いのが、
**「親が施設に入ってから何年も経っている実家」**です。

この瞬間、実家は

  • 住む人がいない
  • 管理されなくなる
  • しかし名義は親のまま

という、最悪の状態に入ります。

しかも施設入居は、多くの場合、
認知症の進行とセットで起こります。

2. 空き家化と認知症が同時に進行する現実

実務でよくある流れです。

  1. 親が要介護になり施設へ
  2. 実家は空き家に
  3. 数年後、認知症が進行
  4. 家をどうするか決められなくなる

この時点で、不動産は**法律的に"凍結"**します。

3. 売れない・貸せない・壊せない家になる

認知症になると、

  • 売却契約ができない
  • 賃貸契約ができない
  • 解体の同意も取れない

つまり、
何もできない家になります。

4. 税金と管理責任が家族を追い詰める

空き家でも、
固定資産税は毎年かかります。
草刈り、倒壊リスク、近隣からの苦情…。

しかも、事故が起きれば
所有者(=親)の責任です。

5. 兄弟トラブルはここから始まる

  • 管理する人
  • 何もしない人
  • でも相続分は同じ

この不公平が、
兄弟関係を破壊します。

6. 司法書士が見る「問題となる家」の共通点

動かせなくなる家には共通点があります。

  • 空き家
  • 親が高齢
  • 登記未整理
  • 共有予定

これが揃うと、
まずい状態です。


7. よくある質問(FAQ)

Q. 空き家のまま放置しても大丈夫?
A. 認知症が進むと、売却のチャンスを永久に失います。

Q. 兄弟で決めれば動かせる?
A. 名義人が親である限り、兄弟では決められません。

Q. 施設費用に使いたいのに?
A. 認知症になると、それもできません。


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