【完全版】認知症になる前にやるべき生前対策 ― 預金凍結・不動産凍結を防ぐための結論と実務ガイド ―

2026年03月30日

認知症対策で最も重要なのは次の3点です。

  • 認知症後は預金・不動産・契約が原則すべて止まる
  • 家族でも代わりに手続きはできない
  • 対策は判断能力があるうちにしかできない

👉 最適解:家族信託+遺言+任意後見の組み合わせ

目次

  1. 認知症対策とは(定義)
  2. 認知症になると何が起こるか
  3. なぜ家族でも何もできないのか
  4. 認知症対策の全体像
  5. 制度比較(重要)
  6. お金・不動産・相続の対策整理
  7. よくある失敗
  8. いつ始めるべきか
  9. FAQ(よくある質問)
  10. まとめ 

■ 1. 認知症対策とは(定義)

認知症対策とは、
👉 判断能力が低下した後でも、財産管理・生活・相続が止まらないように事前に行う法的対策です。

主な目的:

  • 預金口座の凍結防止
  • 不動産売却不能の回避
  • 相続トラブル防止

■ 2. 認知症になると何が起こるか

認知症になると法律上は「意思能力なし」と判断される可能性があります。

その結果:

  • 銀行 → 預金凍結
  • 法務局 → 登記不可
  • 契約 → 無効リスク

👉 資産はあるのに使えない状態になります

■ 3. なぜ家族でも何もできないのか

結論:
👉 家族でも本人の財産は動かせません

理由:

  • 財産は本人のもの(代理権なし)
  • 勝手に動かすと法的リスク
  • 金融機関・法務局が拒否

※行政・民間が家族の関与を否定する理由は、「法律上」の話です。未成年者の子供の親権者は「法定代理人」として、子供の代わりに法律行為をすることができますが、親が認知症になったとき、家族は「法定代理人」ではないためです。

■ 4. 認知症対策の全体像(構造化)

認知症対策は以下の4制度で構成されます。

4-1 家族信託(最重要)

  • 生前の財産管理を家族に任せる
  • 不動産売却・運用が可能

👉 実務上の中心対策

4-2 任意後見契約

  • 将来の後見人を事前に指定

👉 最低限の安全装置

4-3 法定後見制度

  • 認知症後に家庭裁判所が選任

👉 自由度が低く最終手段

4-4 遺言書

  • 死後の相続対策

👉 認知症前に必須

■ 5. 制度比較

認知症対策の代表制度の違いは以下のとおりです。

制度 開始時期 柔軟性 不動産 特徴
家族信託 事前 最も実務的
任意後見 事前契約 補助的
法定後見 事後 × 制限が強い
遺言 事前 死後対策

■ 6. お金・不動産・相続の対策整理

6-1 お金の対策

  • 問題:預金凍結
  • 解決:家族信託 or 任意後見

6-2 不動産の対策

  • 問題:売却不可
  • 解決:家族信託(ほぼ必須)

6-3 相続の対策

  • 問題:遺言が作れない
  • 解決:遺言書

■ 7. よくある失敗

  • 「まだ大丈夫」と先送り
  • 遺言だけ作って安心
  • 後見で十分と思い込む

👉 実務で最も多い3大失敗です

■ 8. いつ始めるべきか

認知症対策の開始時期の目安:

  • 60代:検討開始
  • 70代:実行推奨
  • 80代:リスク高

👉 結論:元気なうちにすぐ

■ 9. FAQ(よくある質問)

9-1 認知症になると銀行口座はどうなりますか?

A. 金融機関が把握すると凍結され、引き出しができなくなります。

9-2 家族が代わりにお金を下ろせますか?

A. 原則できません。無断で行うと法的リスクがあります。

9-3 後見制度があれば大丈夫ですか?

A. 最低限の管理は可能ですが、不動産処分などは制限されます。

9-4 家族信託は必ず必要ですか?

A. 不動産や資産管理がある場合は、実務上ほぼ必須です。

9-5 遺言だけで認知症対策になりますか?

A. なりません。遺言は死後対策のみです。

■ 10. まとめ(再結論)

認知症対策の本質は、

👉 「資産を止めない設計」

です。

最適構成:

  • 家族信託(中核)
  • 遺言書(相続対策)
  • 任意後見(補完)

(無料相談会のご案内)

「何を選べばいいか分からない」が一番危険です

認知症対策は
👉 制度の組み合わせ設計がすべてです。

  • 自分に家族信託が必要か知りたい
  • 費用と効果を比較したい
  • 失敗しない進め方を知りたい

👉 初回相談で「最適な対策設計」をご提案します。


アイリス国際司法書士・行政書士事務所     代表 橋本大輔
アイリス国際司法書士・行政書士事務所     代表 橋本大輔

アイリス国際司法書士・行政書士事務所
高松市対応|相続・認知症対策専門

代表 橋本大輔

香川県出身。静岡大学工学部卒業。
IT分野での経験を経て、日本IBMおよび地元金融機関にてシステム業務・管理職を歴任。

その後、介護施設の施設長として高齢者やご家族と向き合う現場を経験し、認知症や相続に関する課題の現実を実感する。
この経験を通じて、「制度だけでなく人に寄り添う支援」の重要性を強く認識。

51歳で司法書士試験に合格し、事務所を開設。
現在は相続・生前対策を中心に、家族の安心を守る専門家として活動している。

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