相続の相談でいちばん多い失敗は、
「税理士に行ったら登記の話ができず、司法書士に行ったら税金が分からない」ことです。
【第2回】「いつか」ではなく「逆算」から始める人生設計 〜“未来起点”で今を変える〜

「いつか独立したい」「いつか好きな場所で暮らしたい」「いつか自分のやりたいことを仕事にしたい」――そんなふうに、ぼんやりと夢や理想を抱いている人は多いかもしれません。でも、"いつか"という言葉は、気づかないうちに「現状維持」を正当化する罠になってしまいます。
本記事では、「いつか」を「いつまでに」と言い換え、そこから逆算して行動する"未来起点の人生設計"の考え方をご紹介します。人生の軸が定まらない、自分のビジョンを明確にしたい、行動が後回しになってしまう……そんな方にとって、目から鱗の時間思考術になるはずです。
【目次】
- なぜ「いつか」では動けないのか?
- 逆算思考とは何か?
- 逆算の出発点は"理想の未来"
- 逆算の具体的ステップ
- 今日から実践できる逆算人生設計
- おわりに:人生の主導権を自分に取り戻す
1. なぜ「いつか」では動けないのか?

「いつかやりたい」と思っていても、実際にそれを実現できる人はごくわずかです。その理由は、「いつか」が行動の期限を持たない曖昧な言葉だからです。
たとえば、「いつか英語を話せるようになりたい」と言っても、明日やる理由はどこにもありません。でも、「2年後、海外支社に異動するためにTOEICスコア800点を取る」となると、今日からの行動が明確になります。
人間は、目の前の課題や欲求を優先してしまう生き物です。だからこそ、未来に締め切りをつくり、そこから逆算して今を変える思考が必要なのです。
2. 逆算思考とは何か?

逆算思考とは、未来に目標や理想の状態を設定し、そこから現在の行動を設計する方法です。
受験勉強、マラソンのトレーニング、企業の事業計画など、あらゆる目標達成の場面で使われている思考法です。
たとえば、「5年後に独立したい」と決めたら、そのために必要なスキル、実績、資金、人的ネットワークを整理し、「では今月は何をする?」と落とし込んでいくのが逆算思考です。
これにより、行動に"時間的な根拠"が生まれ、後回しのクセから脱出できます。
3. 逆算の出発点は"理想の未来"

逆算のスタート地点は、あなたの理想の未来像です。
- どんな働き方をしていたいか?
- どんな暮らしをしていたいか?
- どんな人と関わっていたいか?
- 自分にとって「満足のいく人生」とは?
最初から細かく考える必要はありません。最初は「こうだったらいいな」と思えるイメージで構いません。大切なのは、"その未来に期限をつける"こと。
たとえば:
- 「45歳までに地方に移住して、オンラインで仕事する」
- 「3年後には副業を軌道に乗せて、会社に依存しない収入を得る」
- 「来年までに年収を100万円アップさせる」
このように、「理想+期限」=目標となり、逆算のベースになります。
4. 逆算の具体的ステップ
逆算で人生を設計するには、次のステップが有効です:
①【未来設定】
理想の未来と達成期限を決める(例:3年後に独立する)
②【分解思考】
達成に必要な要素を洗い出す(例:スキル・実績・資金・人的つながり)
③【中間ゴール】
1年後、半年後、3か月後の目標に分解する
④【今日の行動】
最も小さな一歩を設定し、今すぐ始める(例:毎日30分、副業の学習を始める)
このプロセスを繰り返すことで、「夢」は「タスク」になり、実現に向かって動き出します。
5. 今日から実践できる逆算人生設計
では、実際に何から始めればよいのでしょうか?
おすすめは、以下の3ステップです:
- 理想の状態を10分だけ書き出す
→「場所」「働き方」「収入」「人間関係」「1日の過ごし方」などを具体的に。 - その理想に期限をつける
→「いつまでにそうなっていたいか?」をできるだけ具体的に。 - 今月できることを1つだけ決める
→理想への第一歩として、小さな行動目標を設定。
この3ステップを実践するだけで、思考のベクトルが「なんとなく将来」から「意図的な未来設計」に変わります。
6. おわりに:人生の主導権を自分に取り戻す
「いつかこうなりたい」という願望は、放っておくと現実逃避の口実にもなります。けれど、逆算思考を持てば、それは夢ではなく、**"達成可能な目標"**へと変化します。
人生は、受け身でいると他人や環境の都合で流されがちです。だからこそ、未来を設計することは、人生の主導権を自分に取り戻す行為でもあります。
大きな目標でなくて構いません。小さな未来図からでも十分です。
"今"を変えるために、"未来"からスタートしてみませんか?

次回予告:次の土曜日
第3回「"自己理解"が人生の質を決める」では、人生の方向性を見つけるうえで欠かせない"自分を知ること"について掘り下げます。自己分析が苦手な人でも実践できる方法をご紹介しますので、どうぞお楽しみに。
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**「不動産 × 認知症 × 義務化」**がどれほど危険かをお伝えしてきました。
しかし本当に大切なのは、あなたの家が今どの状態なのかです。
結論から言えば、ひとつでも危険サインがあれば、すでに対策が必要な段階です。
このチェックリストで、あなたの不動産が「守られているか」「爆弾になりかけているか」を確認してください。



