相続の相談でいちばん多い失敗は、
「税理士に行ったら登記の話ができず、司法書士に行ったら税金が分からない」ことです。
【第4回】後悔しない人生に共通する“たった一つの視点”とは?

「死を意識することで、今を大切に生きられる」――。
これは多くの哲学者や偉人たちが語ってきた真理です。
しかし、それでも私たちはしばしば日常に飲み込まれ、「本当に大事なこと」を見失ってしまいます。
この最終回では、「memento mori(死を忘れるな)」の精神から導かれる、後悔しない人生を送るために必要なたった一つの視点を紹介します。
終末期医療や看取りの現場で語られる、数々の"後悔の言葉"に共通する要素を紐解きながら、
「自分らしい人生」とは何かを問い直す内容になっています。
【目次】
- 多くの人が死の間際に口にする「後悔の言葉」
- 後悔の根底にある"視点の欠如"とは
- 「自分の人生を生きる」とは何か
- 他人軸から自分軸へ:視点を変える3つの問い
- まとめ:memento moriが教えてくれる本当の自由
1. 多くの人が死の間際に口にする「後悔の言葉」

終末医療の現場や看取りに関わる看護師たちの記録には、**驚くほど共通した"後悔の言葉"**が並びます。
- 「もっと自分の気持ちを大切にすればよかった」
- 「他人の期待に応えようとして、自分を後回しにしてしまった」
- 「本当にやりたかったことに挑戦しなかった」
- 「もっと人に感謝を伝えたかった」
こうした言葉には、「やってしまった後悔」よりも**"やらなかった後悔"が圧倒的に多い**のが特徴です。
そしてその根底にあるのが、"ある視点"の欠如です。
2. 後悔の根底にある"視点の欠如"とは

それは、「他人の目」や「世間の基準」で生きてしまったこと。
つまり、自分の人生を生きていたつもりが、"他人の人生の中の脇役"として過ごしていたという実感です。
たとえば――
- 進学や就職を「親が喜びそうだから」と決めた
- SNSでの"いいね"の数を基準に行動を選んできた
- 本当は旅に出たかったけど、「社会人らしく」と我慢した
これらは一見、常識的な選択に見えます。
しかし、死を前にしたとき、多くの人はそこに「自分の意思」がなかったことに気づくのです。
3. 「自分の人生を生きる」とは何か

では、「自分の人生を生きる」とは、わがままに振る舞うことではありません。
それは、自分の"内なる声"に耳を傾け、それに基づいて選択することです。
- 自分は何に喜びを感じるのか
- 何をしているときに満たされるのか
- 何に怒りを感じ、何に涙を流すのか
こうした感情は、他人と比較しない"本音"の指針になります。
memento moriの精神とは、こうした「自分の真実」に正直になる勇気を与えてくれるものです。
4. 他人軸から自分軸へ:視点を変える3つの問い
では、日常の中で"自分の人生を生きているかどうか"を確認するには、どうしたらいいのでしょうか?
次の3つの問いを、定期的に自分に問いかけてみてください。
①「この選択は、誰のためのものか?」
→ 他人にどう見られるかではなく、自分がどう感じるかにフォーカスしましょう。
②「もし残り時間が1年だとしたら、同じ決断をするか?」
→ 限られた時間を意識することで、優先順位がはっきりします。
③「これは"心の声"か、"世間の声"か?」
→ 自分の内側の声に耳を澄ます習慣を持つことで、本音に気づきやすくなります。
これらは、memento moriを日常に活かすための、**"生き方の羅針盤"**とも言える問いです。
5. まとめ:memento moriが教えてくれる本当の自由
memento mori――死を意識することは、「生きる意味を考える」ことに他なりません。
そしてその答えは、決して難解な哲学書の中にあるのではなく、私たちの心の奥にすでにあるのです。
他人軸ではなく、自分軸で生きること。
他人の目ではなく、自分の感覚で選ぶこと。
それは時に怖く、孤独に感じることもあります。
けれども、それこそが「後悔のない人生」へとつながる、本当の自由なのです。

🌿memento moriシリーズを終えて
この4回にわたるシリーズでは、「死を意識すること」を起点に、
現代を生きる私たちにとっての"本当に豊かな生き方"について考えてきました。
死は誰にでも平等に訪れるもの。
だからこそ、今日という一日を、意識的に使うことができる人が、
本当に自由で、満ち足りた人生を送ることができるのだと思います。
さあ、今日も一日、「命をどう使うか」を問いながら、生きてみませんか?
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ここまで4回の記事で、
**「不動産 × 認知症 × 義務化」**がどれほど危険かをお伝えしてきました。
しかし本当に大切なのは、あなたの家が今どの状態なのかです。
結論から言えば、ひとつでも危険サインがあれば、すでに対策が必要な段階です。
このチェックリストで、あなたの不動産が「守られているか」「爆弾になりかけているか」を確認してください。



