令和6年(2024年)4月から、不動産の「相続登記」が義務化されました。
丸亀市でも「名義変更をしていない土地」は、3年以内の登記申請が必要です。
いまは費用を抑えた業者広告も目立ちますが、"その相続手続きだけ"で本当に安心でしょうか。
法務局の相談で登記を終えた方にも、次に訪れる相続・税務・名義整理の課題があります。
今回は、司法書士の視点から「相続登記義務化」と専門家に相談すべき理由を解説します。
【香川県・仲多度郡まんのう町にお住まいの方へ】まんのう町で相続した山林や空き家がそのままに?|司法書士による登記義務化対応・無料相談受付中

香川県仲多度郡まんのう町では、広大な山林や農地、空き家などの不動産が、相続登記されないまま放置されているケースが目立ちます。2024年の相続登記義務化により、放置はリスクに。高松市の相続に強い司法書士が無料相談を通して受任後、相続手続きや相続対策をサポートします。
【目次】
- まんのう町の相続に見られる特徴と背景
- よくあるご相談内容
- 相続登記義務化と放置によるリスク
- 相続手続きの進め方と当事務所の対応
- 無料相談のご案内と連絡方法
1. まんのう町の相続に見られる特徴と背景

1-1. 山林や農地の登記放置が深刻化
まんのう町は讃岐山脈に囲まれた自然豊かな地域で、山林や農地が広く点在しています。
しかし、固定資産税がかからない山林や農地は相続された実感が湧きにくく、曾祖父母の名義のまま登記が放置されているケースも多数あります。
中には「自分がその土地を相続したことすら知らなかった」というご相談もあり、相続人不明や所有者不明土地としての行政対応が必要になることもあります。
1-2. 空き家の増加と地域の安全問題

特に長炭・造田・吉野・神野地区などでは、空き家となった実家が5年以上放置されている例が増加しています。
老朽化が進んで解体の必要性が生じても、相続登記がなされていなければ解体申請も売却もできません。
このような放置は、隣接地との境界問題や倒壊による事故など、深刻な地域トラブルを招く可能性があります。
1-3. 多筆・混在地目の不動産管理の困難さ
まんのう町では、一人の所有者が農地・山林・宅地・雑種地など、地目の異なる不動産を多数保有していることがよくあります。
「何筆あるか分からない」「場所がわからない」といった状態から始める必要があり、相続人が手続きに入るまでに膨大な労力と時間が必要です。
1-4. 相続人が県外に分散している
高松市・岡山・大阪・東京など、相続人が県外や都市部に居住している場合が多く、遺産分割協議が円滑に進みにくい傾向があります。
郵送やオンラインでのやりとりに頼る必要があり、連絡調整や書類の取りまとめに時間がかかるケースが目立ちます。
1-5. 農地法による制限と誤解

「相続した畑を第三者に貸したい」「売却して資産整理したい」と希望される方は多いですが、農地法の許可や届出が必要であり、これを知らずに契約を進めると無効やトラブルの原因になります。
2. よくあるご相談内容(仮想事例)
- 「祖父名義の山林が30筆以上あるが、場所や境界が分からず何から手をつければいいのか分からない」
- 「空き家になった実家を取り壊したいが、父の名義のままで遺産分割も未了。兄弟との話し合いも進まない」
- 「相続した農地を近所の方に貸したいと思ったが、農地法の手続きが必要だとは知らず困っている」
これらは、まんのう町で頻繁に見られるご相談例です。法務局・役場・地元の慣習と調整が必要なケースが多く、司法書士のサポートが有効です。
3. 相続登記義務化と放置によるリスク
2024年4月より、相続登記は義務化され、相続を知った日から3年以内に登記をしないと10万円以下の過料が科される可能性があります。
この制度はまんのう町のような地域にも大きな影響を与えます。
たとえば、「山林を相続したが使っていない」「名義を変更せず放置していた」場合でも、正当な理由がなければ行政処分の対象となることがあります。
相続登記がされていない不動産は、売却・貸与・管理・解体のいずれも行えず、放置が続くほどリスクが高まります。
4. 相続手続きの進め方と当事務所の対応
高松市に事務所を構えるアイリス国際司法書士・行政書士事務所では、まんのう町に関する相続問題を多く取り扱っております。
当事務所のサポート内容は以下の通りです:
- 不動産の調査(名寄帳、地番、地目、公図など)
- 戸籍の取得と相続人調査、相続関係図の作成
- 遺産分割協議書の作成とアドバイス
- 相続登記の申請手続き一式
- 農地法に関する届出やアドバイス
- 相続税についての専門家連携(税理士紹介)
※相続手続きは、遺産(不動産)の範囲の確定、相続人の範囲の確定ができないと、始めることができません。遺言書がない場合、遺産分割協議書が必要となりますが、その要件は、協議に相続人全員が参加していることです。戸籍に、今までの関係が記録されているため法務局でチェックされるのでわかります。
まんのう町の地理や事情を熟知した司法書士が対応するため、現地調査や地元慣習を考慮した円滑な対応が可能です。
5. 無料相談のご案内と連絡方法
アイリスでは、随時予約制の無料相談を実施しています。ご希望の方は以下よりご予約ください。
【アイリス国際司法書士・行政書士事務所】

- 【電話予約】087-873-2653(平日9:00〜18:00)
※土日・祝日もできる限り調整して対応いたします。 - 【オンライン予約】当事務所サイトのフォームから24時間受付
▶ 無料相談フォームへ - 開催場所:香川県高松市錦町二丁目13番7号 松岡ビル2F

【相続法律・税務無料相談会】

また、**相続税も心配という方向けには、原則毎月第3水曜日に開催される「相続法律・税務無料相談会」**がございます。
- 【詳細と予約ページ】
▶ https://www.irisjs2021.com/l/相続法律・税務無料相談会のご案内/ - 【税務相談専用ダイヤル】087-813-8686
- 開催場所:香川県高松市檀紙町1648-6 カヘイビル1F 北野純一税理士事務所

【まとめ】
香川県仲多度郡まんのう町では、山林・農地・空き家の登記放置が進んでおり、相続登記義務化を契機に早急な対応が求められています。
筆数が多く、遠方相続人との協議が必要な場合でも、司法書士の専門的なサポートで円滑に手続きを進めることが可能です。
不動産が放置される前に、まずは無料相談をご利用ください。ご家族の負担を減らし、次世代にしっかりとした資産を引き継ぐお手伝いをいたします。

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2024年4月から相続登記が義務化され、「とにかく登記をしなければ」と不安を感じている方も多いのではないでしょう。しかし、相続登記は相続手続きの"ゴール"ではありません。坂出市で実際に起きている相続の現場を踏まえ、登記だけでは解決しない相続の本質と、専門家による総合的なコーディネートの重要性を司法書士の視点で解説します。
〖徹底解説〗香川県の相続登記義務化|期限・罰則・過去の相続まで司法書士が完全解説
相続登記の義務化は、香川県でもすべての不動産相続に関係します。
2024年4月1日から、相続を知った日から3年以内に登記をしないと、正当な理由がない場合は10万円以下の過料の対象となります。
さらに、2024年4月以前に発生した相続で未登記の不動産も対象となるため、「昔の相続だから大丈夫」と思っている方ほど注意が必要です。
この記事では、制度の全体像から期限・罰則・具体的な手続き、香川県で特に多い注意点まで、司法書士がわかりやすく解説します。



