【香川県・坂出市】相続登記義務化で後悔しないための完全ガイド|司法書士が解説する実践的対策

2025年10月10日

2024年4月から、相続登記の義務化が全国でスタートしました。
香川県坂出市でも例外ではなく、「親の土地をそのまま放置している」「相続登記をまだしていない」といった方が多く見られます。

これまでは放置しても問題視されなかった相続不動産ですが、今後は3年以内に登記をしないと10万円以下の過料の対象となります。
この記事では、坂出市で相続登記を検討している方に向けて、制度の概要から手続きの流れ、よくある疑問点までを司法書士の視点でわかりやすく解説します。

目次

  1. 相続登記義務化とは?坂出市でも対象に
  2. 登記を怠るとどうなる?過料と実務上のリスク
  3. 坂出市で実際に起きている相続トラブル
  4. 相続登記の流れと必要書類
  5. 自分でやる vs 司法書士に依頼する
  6. 費用と期間の目安
  7. よくある質問(FAQ・全15項目)
  8. まとめ:今すぐできる準備
  9. お問い合わせ・無料相談のご案内

1. 相続登記義務化とは?坂出市でも対象に

 相続登記義務化とは、土地や建物を相続した人が取得を知った日から3年以内に登記しなければならないという制度です。
 坂出市の不動産も全国と同様に対象で、例外はありません。

 登記をしないまま放置すると、行政からの問い合わせや、空き家管理の指導を受けるケースもあります。
 つまり、「まだ登記していない土地」は、将来のトラブルの火種になる可能性があります。

2. 登記を怠るとどうなる?過料と実務上のリスク

 法律上は、**10万円以下の過料(罰金)**の対象になります。
 ただし、それだけでなく次のような実務上の問題が深刻です。

  • 不動産を売る・貸すことができない
  • 相続人が増えるほど手続きが複雑化
  • 固定資産税の請求先が不明になる
  • 坂出市役所からの空き家管理通知が届く

 とくに、坂出市では近年、空き家管理条例に基づく指導が強化されており、放置によるリスクは高まっています。

3. 坂出市で実際に起きている相続トラブル

 司法書士事務所に寄せられる相談の中で多いのが、次のような事例です。

  • 実家が空き家になって10年以上放置されている
  • 登記名義が祖父母のままで相続人が20人以上に
  • 相続人の一人が県外・海外に住んでいる
  • 土地の一部が農地で、相続手続きが複雑化

 このような場合、手続きに数ヶ月かかることもあります。
 坂出市内でも特に旧市街地・郊外エリアでは、古い登記が残っているケースが多く見られます。

4. 相続登記の流れと必要書類

 相続登記の一般的な流れは以下の通りです。

  1. 被相続人(亡くなった方)の戸籍・除籍謄本の収集
  2. 相続人の確定
  3. 遺産分割協議書の作成
  4. 登記申請書の作成
  5. 法務局(坂出出張所など)への申請

 必要書類には、戸籍・住民票・固定資産評価証明書などがあります。
 登記簿や評価証明書は、坂出市役所や法務局坂出出張所で取得可能です。

5. 自分でやる vs 司法書士に依頼する

 相続登記は自分でも行うことができますが、戸籍収集や書類作成、法務局対応には専門知識が求められます。
 書類不備で申請が却下されるケースも少なくありません。

 司法書士に依頼する主なメリットは次の通りです。

  • 必要書類の収集・作成を一括代行
  • 登記のミスを防ぎ、スムーズに完了
  • 複数の相続人がいる場合も調整をサポート

 結果として、安心・確実・時間短縮の3点を実現できます。

6. 費用と期間の目安

 坂出市周辺での相続登記費用の目安は以下の通りです。

  • 登録免許税:固定資産評価額 × 0.4%
  • 司法書士報酬:5万〜10万円前後
  • 登記完了までの期間:2〜4週間(書類が揃ってから)

 登記簿が古い場合や相続人が多い場合は、期間が延びることもあります。

7. よくある質問(FAQ)

Q1:3年を過ぎてしまいました。今からでも登記できますか?
→ もちろん可能です。過料の可能性はありますが、正当な理由があれば免除されることもあります。すぐに司法書士に相談しましょう。

Q2:遺産分割がまだ終わっていません。どうすればいいですか?
→ 「相続人申告登記」を行えば、義務違反にはなりません。手続きを保留しつつ、法的リスクを避けられます。

Q3:兄弟が連絡を取れません。どうすれば?
→ 家庭裁判所で「不在者財産管理人」の選任申立を行うことで対応可能です。

Q4:実家が空き家ですが、登記は必要?
→ はい。使用していなくても所有している限り、登記義務の対象になります。

Q5:共有名義にしておくと何か不都合がありますか?
→ 将来の売却や管理の際に、全員の同意が必要になるため手続きが複雑になります。

Q6:費用はいつ支払うのですか?
→ 通常は登記完了後または申請時です。事務所によって異なります。

Q7:司法書士と行政書士の違いは?
→ 相続登記の申請代理ができるのは司法書士のみです。行政書士は書類作成までのサポートに留まります。

Q8:登記を自分でやる場合、どこに申請しますか?
→ 高松法務局坂出出張所が管轄です。窓口またはオンラインで申請可能です。

Q9:農地も登記しなければなりませんか?
→ はい。農地も不動産の一部として義務化の対象です。

Q10:相続登記の期限はいつから数えますか?
→ 相続により不動産を取得したことを「知った日」から3年以内です。

Q11:名義変更後に固定資産税の納付先は変わりますか?
→ はい。登記後は新しい名義人宛てに坂出市から通知が届くようになります。

Q12:不動産が複数の市町にある場合は?
→ それぞれの法務局管轄で手続きが必要ですが、司法書士が一括で対応できます。

Q13:相続登記を放置していた祖父母名義の土地はどうなりますか?
→ 相続関係が複雑になり、登記に数ヶ月かかる場合があります。早期相談が重要です。

Q14:亡くなった方の戸籍はどこで取得できますか?
→ 本籍地の市区町村役場(坂出市の場合は市民課)で取得可能です。

Q15:坂出市以外の不動産も同時に相談できますか?
→ もちろん可能です。県外の不動産もオンラインで登記対応が可能です。

8. まとめ:今すぐできる準備

 坂出市でも相続登記義務化はすでに始まっています。
 「うちはまだ大丈夫」と思って放置すると、後で手続きが数倍に膨らむこともあります。

 まずは以下の3点を確認しましょう。

  1. 不動産の名義人が誰になっているか
  2. 登記簿・評価証明書を確認
  3. 相続人全員と連絡を取れる状態にあるか

 これらが整えば、登記はスムーズに進められます。

9. お問い合わせ・無料相談のご案内

生前対策・相続対策に関する無料相談は随時受付中です(完全予約制)。

📞 電話予約:087-873-2653

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また、相続税対策・登記相談も含めた無料相談会も開催中です:

・第3水曜開催:087-813-8686(要予約)

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香川県外にお住まいの方も、オンライン・Zoomでのご相談が可能です。
お気軽にお問い合わせください。

相続登記義務化

2024年4月から施行された「相続登記の義務化」。
これにより、香川県綾川町でも、不動産を相続した人は**"相続を知った日から3年以内"**に名義変更の登記を行わなければならなくなりました。
義務を怠ると、**10万円以下の過料(罰則)**が科される可能性もあります。

多度津町で不動産を相続された方へ。2024年4月から「相続登記の申請」が義務化されました。相続を知った日から3年以内に登記を申請しなければ、10万円以下の過料を科される可能性もあります。本記事では、期限や手続きの流れ、必要書類を司法書士が詳しく解説。さらに、アイリス国際司法書士・行政書士事務所で行っている「相続登記後の無料相続対策提案」についてもご紹介します。

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