さぬき市・東かがわ市・三木町の相続は「県外相続人」で止まる|遠方家族時代に必須の遺言書対策を司法書士が解説

2026年03月26日

この記事の結論(3行要約)

  • 東讃エリアは「県外に住む相続人」が多く手続きが止まりやすい
  • 遺産分割協議は"全員の同意"が必要なため非常に大変
  • 遺言書+遺言執行者指定でほぼ解決できる

「子どもは大阪におるから、相続の時は帰ってきてもらえばええやろ。」

実はこの考えが、相続トラブルの大きな原因になります。

さぬき市・東かがわ市・三木町では、
相続人の多くが県外在住=遠方相続 が当たり前になっています。

すると、

  • 何度も集まれない
  • 書類のやり取りが進まない
  • 話し合いがまとまらない
  • 空き家だけ残る

という事態が起こります。

本記事では、東讃エリアの実情を踏まえ、
「なぜ遠方家族こそ遺言書が必須なのか」
「具体的にどう備えるべきか」
を司法書士の実務目線で解説します。

目次

  1. 東讃エリアで増えている「遠方相続」とは
  2. 遺言書がないと手続きが止まる理由
  3. 【チェックリスト】遠方相続リスク診断
  4. ケース① 相続人が全国に散らばっている
  5. ケース② 空き家が放置される本当の原因
  6. ケース③ 書類が集まらず数年放置された事例
  7. 遠方相続を一瞬で解決する「遺言執行者」という仕組み
  8. さぬき市・東かがわ市・三木町での遺言書作成ポイント
  9. 司法書士に依頼するメリット
  10. よくある質問(FAQ)

1. 東讃エリアで増えている「遠方相続」とは

さぬき市・東かがわ市・三木町では、
若い世代の多くが

  • 高松市中心部
  • 岡山
  • 大阪
  • 東京

など県外へ転出しています。

その結果、親世代が亡くなったとき、

「相続人が誰も地元にいない」

というケースが非常に増えています。

これが「遠方相続」です。

昔のように家族が近くに住んでいる前提は、すでに崩れています。

2. 遺言書がないと手続きが止まる理由

相続手続きには原則として

👉 相続人"全員"の同意

が必要です。

つまり、

  • 1人でも連絡が取れない
  • 1人でも書類を返送しない
  • 1人でも反対する

これだけで 手続きは完全にストップ します。

実際に、

「印鑑証明がなかなか送られてこない」
「仕事が忙しくて帰れないと言われる」

こうした理由で半年〜1年以上止まることも珍しくありません。

遺言がない相続は、想像以上に進みません。

3. 【チェックリスト】遠方相続リスク診断

  • 子どもが県外在住
  • 兄弟が複数いる
  • 実家が空き家になる予定
  • 高齢の配偶者が1人で住んでいる
  • 家族がなかなか集まれない
  • 不動産が複数ある

1つでも当てはまれば、遠方相続リスクが高い状態です。

東讃エリアでは、ほとんどのご家庭が該当します。

4. ケース① 相続人が全国に散らばっている

相続人が

香川・大阪・東京・福岡

の4か所に分かれていたケースでは、

  • 戸籍収集
  • 書類郵送
  • 押印
  • 再送

このやり取りだけで約10か月かかりました。

遺言書があれば、これらの協議は不要だった事案です。

5. ケース② 空き家が放置される本当の原因

「売ればいいのに、なぜ放置されるのか?」

理由は単純です。

👉 全員の同意が取れないから

売却も解体も、共有状態では進みません。

その間に、

  • 草木が伸びる
  • 近隣から苦情
  • 固定資産税発生

家族にとって"負の遺産"になってしまいます。

6. ケース③ 数年放置された事例

実際に、相続発生から3年以上放置され、

  • 名義変更未了
  • 固定資産税滞納
  • 建物老朽化

という状態になってから相談に来られた方もいます。

もっと早く遺言があれば、防げた問題でした。

7. 遠方相続を一瞬で解決する「遺言執行者」

ここで最も効果的なのが

遺言執行者の指定

です。

遺言執行者とは、
遺言の内容を実現するために相続人の代わりに手続きを進める責任者。

遺言執行者を指定すれば、

  • 相続人全員の協議不要※遺言者の意思が最優先されます。
  • 書類収集代行※一般の相続手続きと比較すると戸籍などの書類が少なくなります。
  • 不動産登記※司法書士に委任できます。
  • 預金解約

などの手続きを進められます。

実務上、これだけで負担は10分の1以下になります。

8. 東讃エリアでの遺言書作成ポイント

 ① 不動産の承継者を明確にする
 ② 売却前提か保有か決めておく
 ③ 遺言執行者を専門家に指定
 ④ 配偶者の生活資金を確保
 ⑤ 連絡不要で完結できる設計にする

この「手間をかけない設計」が最大のポイントです。

9. 司法書士に依頼するメリット

  • 相続人が遠方でも手続き可能
  • 登記・金融機関手続きワンストップ
  • 書類郵送・調整すべて代行
  • 相続後も継続サポート

「家族が集まれない時代」だからこそ、専門家の存在価値が高まっています。


よくある質問(FAQ)

Q. 相続人が県外でも手続きできますか?

A. 可能ですが、遺言書があると圧倒的にスムーズです。

Q. 遺言執行者は必須?

A. 遠方相続ではほぼ必須と考えてください。

Q. 空き家は放置するとどうなりますか?

A. 管理責任や税負担が続き、近隣トラブルにもなります。

Q. 相談はオンラインでも可能?

A. Zoom相談に対応しています。

Q. いつ準備すべき?

A. 元気なうち、判断能力があるうちがベストです。


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