3.自身の達成度を客観的に観る
この時期になると、「焦り」も生じますので、なかなか正しい判断をするための材料にも気を付けないとだめになります。予備校を受講されている方、独学学習をされている方双方に言えることなのですが、何らかの客観的な指標を見つけてください。
私が指標にしていたのは、「模試」です。しかし、LECの模試では、失点がほとんどなく、正解していても論点がおぼろげなものは数問に収まっていたため、他者の模試を受けていました。「伊藤塾」の模試だと10問ほどよくわからない論点のものがありました。分析すると、LECの表現と伊藤塾の表現が微妙に異なるため、被掛けられたというものも少なくありませんでした。また、模試単位で難易度が異なりますので、「順位」にも気を配っていました。記憶ではトップになることもありましたが、50位以内には常にいたと思います。
しかし、自分でわからない論点を見つけるというのは、思った以上に時間を浪費します。そこで、「LEC司法書士試験 民法・不登法27点アップ特訓講座」など利用するのも手だと思います。前半はYoutubeで公開されています。時間がある時に確認してみてください。
4.まとめ
このように直前期には、注意すべき点がたくさんあります。
あと、学習方法がすでに定着されている方は問題ないのですが、まだ不安がある方で、1ケ月で結論を出して、新しい方法を試す方がいらっしゃいますが、これは非常に大きな問題です。初めての学習方法をやり始めて、本当に定着するまでに3か月から6か月かかります。例えば、テキストの読み込み・過去問・模試のストック問題の比率を変えるのは、影響は少ないと思いますが、今までやったことのない学習方法をメインに据えるのは危険です。
予備校を受講されている方は、講師との相談などできるようでしたら、現状を話をしてアドバイスを受けてください、また、独学で学習されている方は、とりあえず今の学習方法で模試の順位等がどのように変化しているのか、客観的に判断するようにしてください。