初学者と複数年受験生で、この辺りは大きく異なってきます。
(初学生の場合)
まず、主要4科目1周の方が多いのではないかと思います。理想は全範囲複数回終えているのが望ましのですが、この試験、範囲が膨大ですのでこの辺にとどまっていると思います。
しかし、予備校を受講されている方は、講義でマイナーまで終えている方もいると思います。定着をどのように進めていけばいいのかについては、過去問や予備校の模試で出てきた論点をひとつづつつぶしていけばいいと思います。不安な方は、肢別問題集で、毎日の学習に短時間見直す時間を作っていいかもしれません。大枠の今までの学習方法は変えずに包んでください。間違っても、民事執行法・民事保全法を学習しないという選択肢は取らないようにしてください。うまくいけば各1問で6点の差がつけられます。
マイナーに不安がある方は、午前午後含め、問題が解けるかどうかで見ていくのも一つの手段だと思います。論点の理解や、犯罪になるかならないか、特に午後は過去問題の焼き直しが多いですから、割り切ってしまうのも一つの手だと思います。
(複数年受験生の場合)
昨年と比べてどうでしょうか?進んでいるのか、後退しているのか。進んでいるのであれば、そのまま突き進んでください。後退しているように感じる方がいるかもしれませんが、おそらく、ペースの問題だと思います。記述を除き、択一の学習は、練度がものを言います。今の学習方法で、手間を惜しんでいないでしょうか。人間の脳は、永遠に一度触れた論点を覚えてはいられません。ペースが遅くなると、一度間違えて、次に触れるまでに忘れてしまうものです。これが積み重なると、ゴールが英会陰に見えてきます。だからと言って焦って学習方法を根底から変えてしまうのはダメです。とある予備校の先生が言っていましたが、問題集やテキストを使っている場合、「3ページ進んで翌日戻り、間違えた論点を振り返る」というアドバイスがありましたが、理にかなっていると思います。
2.学習方法を大きく変えるリスク