直前期は、どれだけ自身の学習を客観的に突き詰めていくのかがカギとなります。普段学習に問題を感じたなら、別の方法を試すのではなく、今のやり方を改善していけばいいでしょう。「量」的な問題については、ある程度時間を費やさなければ、この司法書士試験においては「時短学習」というのはないです。つまり時短とは
、何らかの科目を捨てて学習することを意味しますが、捨てた場所によっては致命傷になる場合があります。その判断も客観的に行う必要性があるでしょう。その判断材料として、模試・過去問題の重要度の星の数であったり、出題頻度であったりします。判断できない方は、捨てるべきではないと考えます。
解釈や頭への定着が難しい内容の範囲については、そろそろ暗記カード的なものを使って、週のうち何度か触れてみてください。繰り返すことで、少しずつ理解ができるようになってくると思いますし、暗記カード的な資料を作成するときに、テキストの解説を必ず見るので、定着を促進してくれます。
今、あなたが考える「一番面倒なやり方」も試しにやってみてください。先にも書いたように、「時短」で合格できるほど甘い試験ではありません。急がば回れできましょう。しかしこれができるのは、4月5月までです。超直前期の6月は、アウトプット中心の学習となります。そこで役立つのが、「自己プレゼン」です。しかし、いきなり自己プレゼンはできませんので、この時期に少しずつ普段の学習に取り入れてください。これは、何も自宅や予備校の勉強室だけでしかできないものではありません。電車の中、風呂の中、トイレの中・・どこでも実施できます。そして、必ず紙とペンを持ち歩き、自己プレゼンで出てこなかった知識をメモ書きしておき、できるだけその直後に、テキストを確認するようにしてください。できればその範囲の過去問題なども当たってみるといいと思います。
ちょっとした工夫で、効率よく学習できるようになります。
3.時間割の提案
(専業・複数年受験生)上位合格を目指される方