第1回 「相続ってなんだか不安…」と思う人が3人に1人いる理由とは?

2025年08月18日

「相続はまだ先の話」「うちは財産が少ないから関係ない」と思っていませんか?
しかし、実際に相続が発生した際、「何をすればいいのか分からない」「親族と揉めたくない」「手続きが複雑そう」と、漠然とした不安を抱える方は非常に多くいます。
この記事では、最新の調査データをもとに、相続に対して多くの人が感じている"漠然とした不安"の正体を探ります。
将来のトラブルや手続きの混乱を防ぐためにも、まずは「なぜ不安になるのか?」を知ることから始めてみましょう。

【目次】

  1. 相続に対して3人に1人が「ネガティブな印象」を持っている
  2. 「漠然とした不安」の内訳とは?
  3. 実際に相続を経験した人が困ったこと
  4. なぜ不安になるのか?情報と経験の不足
  5. 不安を軽減する第一歩とは
  6. まとめ:不安の正体を知ることで、相続は"対処可能"になる
  7. 無料相談のご案内(CTA)

1. 相続に対して3人に1人が「ネガティブな印象」を持っている

 相続という言葉を聞いたとき、「面倒くさい」「揉めそう」「難しそう」と感じる方は少なくありません。
 2024年に株式会社鎌倉新書が実施した全国調査(対象:40代以上の男女1,000人)によると、**32.4%の人が「相続にネガティブな印象を持っている」**と回答しています。

 これは約3人に1人の割合。相続は一部の富裕層だけの問題ではなく、ごく普通の家庭でも"心配事"として認識されていることがわかります。

2. 「漠然とした不安」の内訳とは?

 では、その"ネガティブな印象"の具体的な中身は何なのでしょうか。
 同じ調査では、相続に不安を感じる理由として、以下の項目が挙げられています。

  • 手続きが複雑そう・面倒そう:49.3%
  • 親族間でのトラブルに繋がりそう:19.9%
  • 制度やルールがよく分からない:13.4%
  • 専門家に相談しづらい:7.1%
  • 費用がかかりそう:6.3%

 つまり、多くの方が"手続きや制度のわかりにくさ"に不安を感じており、さらに"家族・親族との人間関係の悪化"を心配していることがわかります。

3. 実際に相続を経験した人が困ったこと

 こうした漠然とした不安は、実際に相続を経験した人たちの体験によって裏付けられています。
 同調査によれば、相続時に「困ったこと」として多く挙げられたのは以下の通りです:

  • 親族間での意見の不一致・争い:38.2%
  • 相続財産の全体像が把握できなかった:29.5%
  • 不動産の処分・管理が面倒だった:22.4%
  • 誰に何を相談すればよいか分からなかった:17.8%

 このように、相続手続きの内容や人間関係のこじれ、相談先の不明確さが現実的な問題として立ちはだかります。

4. なぜ不安になるのか?情報と経験の不足

 相続が不安な理由の多くは、結局のところ「よく分からないから」です。
 相続は一生のうちに何度も経験することではなく、しかも法律や税務など専門的な知識が必要とされます。
 また、相続を「話題にしづらい」「縁起が悪い」と敬遠する風潮も、不安の温床になっています。

 このように、「経験がない」+「情報がない」+「相談しづらい」という三重苦が、相続に対する"漠然とした不安"を強くしているのです。

5. 不安を軽減する第一歩とは

 不安を取り除くための第一歩は、「情報を得ること」、そして「行動を始めること」です。

  • 相続財産の全体像を把握しておく(不動産、預貯金、借金など)
  • 家族と話し合う機会を持つ(思い込みのズレを解消)
  • エンディングノートや財産目録を作ってみる
  • 専門家に相談してみる(初回無料のケースが多い)

 特に、専門家との無料相談は、不安を"言語化"して具体的な対処法を知るきっかけになります。話すだけでも気持ちが軽くなることは少なくありません。

6. まとめ:不安の正体を知ることで、相続は"対処可能"になる

 相続に対して「漠然とした不安」を抱くのは、あなただけではありません。
 3人に1人が不安を感じており、その多くは"よく分からない"ことに起因しています。

 けれども、不安の正体を知れば、対処方法は必ずあります。
 手続きの複雑さ、人間関係のトラブル、費用の問題──それぞれに解決策があります。
 だからこそ、不安を放置せず、小さな一歩から始めることが大切です。


7. 無料相談のご案内【CTA】

「うちの相続、大丈夫かな?」と感じたら…
初回無料相談を受付中です。
相続手続き・遺言・家族信託・不動産の名義変更など、何でもお気軽にご相談ください。

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