第4回 「相続登記の義務化」が始まった! 〜不動産を放置すると大変なことに?〜

2025年08月21日

「実家の名義、亡くなった親のままでも問題ないでしょ?」
そんなふうに思っていませんか?

これまで、不動産の相続登記(名義変更)は義務ではなかったため、名義を変更せずに放置しているケースが多くありました。
しかし、**2024年4月1日からは「相続登記が義務化」され、正当な理由なく登記をしなければ10万円以下の過料(罰金)**が科される可能性があります。

この記事では、「なぜ相続登記が義務化されたのか」「いつまでに何をすればよいのか」「放置することでどんなリスクがあるのか」について、わかりやすく解説します。

【目次】

  1. なぜ相続登記が義務化されたのか?
  2. 義務化の内容と期限は?
  3. 放置するとどうなる?具体的リスク3つ
  4. 相続登記の手続きの流れ
  5. 早めの対策で"負の連鎖"を断ち切ろう
  6. まとめ:迷うより、まず相談を
  7. 無料相談のご案内(CTA)

1. なぜ相続登記が義務化されたのか?

 国土交通省によると、全国に存在する「所有者不明土地」は九州の面積を超える規模にのぼるとされ、社会問題になっています。

 名義人が亡くなっても登記がされず、相続人が多数にわたって把握不能となった土地は、売却や活用が難しくなり、公共工事や地域開発の妨げにも。

 こうした問題を解決すべく、不動産登記法が改正され、相続登記の義務化が決定されました。

2. 義務化の内容と期限は?

義務化のポイントは以下の通りです。

義務の内容

不動産を相続した相続人は、取得を知った日から3年以内に相続登記を行う必要があります。

対象となるケース

  • 2024年4月1日以降の新たな相続
  • それ以前の相続で、登記が未了のままのもの(遡及適用

正当な理由なく放置した場合

10万円以下の過料の対象となる可能性があります。

3. 放置するとどうなる?具体的リスク3つ

リスク①:売却・担保設定ができない

 名義が故人のままでは、不動産を売却したり担保に入れることができません。
 手続きをしようと思っても、相続人が増えて協議が困難に…。

リスク②:相続人が増えて収拾がつかない

 放置すればするほど、相続人の代が進み、関係者が数十人になるケースも。
 誰か一人でも協議に応じないと、手続きが止まります。

リスク③:固定資産税の通知が届かない

 登記されていないと納税義務が不明確に。未納が続けば差押えや不利益な処分につながる可能性もあります。

4. 相続登記の手続きの流れ

 相続登記は、以下のような手順で進められます。

  1. 相続人の確定(戸籍調査)
  2. 遺言書の確認、または遺産分割協議
  3. 必要書類の収集(戸籍、登記簿謄本、評価証明書等)
  4. 登記申請書の作成・提出(法務局)

 専門家に依頼することで、手間やミスを減らし、スムーズな手続きを行うことができます。

5. 早めの対策で"負の連鎖"を断ち切ろう

 相続登記を放置すれば、将来の手続きがより複雑・困難・高コストになります。
 実際に、放置期間が長いほど登記費用・調査費用が増加する傾向にあります。

 また、子や孫の代で手続きしようとしたとき、関係者が増え過ぎて**「もう手続き不可能」**という事態に陥ることも。

 早めに登記しておくことで、「家族に迷惑をかけない」「不動産を有効活用できる」という大きなメリットがあります。

6. まとめ:迷うより、まず相談を

 相続登記の義務化は、すでに始まっています。

 「まだ何もしていないけど大丈夫?」
 「昔、親の名義のままの土地があるけど…」
 「登記って自分でもできるの?」

 そんな疑問や不安をお持ちの方は、まずは専門家に相談してみましょう。
 状況を正確に把握することが、今後のリスクを減らす第一歩です。


7. 無料相談のご案内【CTA】

✅ 相続登記、何から始めればいいか分からない方へ

「名義が親のままの不動産があるけど大丈夫?」
「手続きが面倒そうで放置してしまっている…」

そんなお悩み、当事務所の司法書士が丁寧にサポートいたします。

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アイリス国際司法書士・行政書士事務所
司法書士・行政書士 橋本大輔
▶ 電話:087-873-2653
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