第5回 「相続対策、まだ早い」は大間違い! 〜準備の早さが“家族を守るカギ”〜

2025年08月22日

「うちはまだ元気だし、相続なんて考えるのは早いよ」
そう思っていませんか?

しかし、相続問題は「元気なうち」にこそ備えておくべきもの。
実際、相続トラブルの多くは、「何も決めていなかったこと」が原因で起こります。
そして、認知症や突然の病気、事故などにより、手遅れになるリスクも…。

この記事では、「相続対策はなぜ早めに始めるべきなのか」「実際に起こっているトラブル事例」「どんな対策があるのか」について解説します。
家族の未来を守るため、今すぐ一歩踏み出しましょう。

【目次】

  1. 相続対策を"先延ばし"にする人が多い理由
  2. 先延ばしが招く3つの重大リスク
  3. 実際にあった"手遅れ"の相続トラブル
  4. 生前からできる相続対策とは?
  5. まとめ:今こそ「相続対策元年」にしよう
  6. 無料相談のご案内(CTA)

1. 相続対策を"先延ばし"にする人が多い理由

「まだ健康だし」
「子ども同士は仲がいいから揉めないよ」
「財産もそんなにないし」

 多くの人がこのように考えて、相続のことを真剣に考えるのを後回しにしています。
 実際に、2023年の民間調査によると、「相続対策をしていない理由」として最も多かったのは、
**「まだ元気だから」**が約60%という結果に。

 しかし、人生は思い通りには進まないことも多く、「想定外」によって家族が困ることも少なくありません。

2. 先延ばしが招く3つの重大リスク

リスク①:認知症で判断能力を失うと、対策できなくなる

認知症などで判断能力が低下すると、遺言の作成や贈与契約などの法律行為ができなくなります。
その結果、相続対策が一切不可能になってしまいます。

リスク②:突然の病気や事故で、遺言を残せないまま他界

病気や事故は予告なく訪れます。
もし遺言がなければ、相続人全員での遺産分割協議が必要になり、争族トラブルに発展することも。

リスク③:時間が経つほど対策の選択肢が減る

たとえば、生前贈与の活用には数年単位の計画が必要なこともあります。
ぎりぎりになってからでは、節税にも限界があり、最終的に家族に多大な税負担を残す可能性も。

3. 実際にあった"手遅れ"の相続トラブル

ケース1:認知症で遺言が作れず、兄弟間で大揉めに

母親が元気なうちに遺言を作るよう勧めていたが、「まだ大丈夫」と先延ばしにしていたところ、突然の認知症発症。
判断能力が認められず、遺言が作成できなくなった結果、相続人同士の話し合いがこじれて、家庭裁判所での調停にまで発展。

ケース2:不動産の名義変更が間に合わず、売却不能に

父の急逝後に不動産を売却しようとしたが、相続登記も遺言書もなく、10人以上の相続人で話がまとまらず、不動産が塩漬けに

4. 生前からできる相続対策とは?

遺言書の作成

自筆証書遺言や公正証書遺言で、財産の分け方を明確に。
※法的な要件を満たさなければ無効になるため、専門家の関与が推奨されます。

任意後見契約の締結

判断能力があるうちに、将来の後見人をあらかじめ指定しておく契約。認知症対策に有効。

家族信託の活用

財産を信頼できる家族に託すことで、柔軟な財産管理・承継が可能になります。
特に不動産や中小企業の事業承継に効果的。

生前贈与・相続税対策

暦年贈与や相続時精算課税制度など、税制を活用して財産の一部を先に渡すことで、節税効果が期待できます。

5. まとめ:今こそ「相続対策元年」にしよう

相続対策は、「まだ早い」と思っているうちがチャンスです。
万が一が起こってからでは、できることは限られてしまいます。

家族のために、将来のトラブルを未然に防ぐために。
そして、自分の想いをきちんと形に残すために。
相続対策は、あなたの"今"の決断から始まります。


6. 無料相談のご案内【CTA】

✅「相続の話なんて、まだ早い」と思っていませんか?
✅「何から始めればいいのかわからない」と感じていませんか?

当事務所では、相続対策に関する無料相談を実施中です。
一緒に"あなたの想い"をカタチにしましょう。

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アイリス国際司法書士・行政書士事務所
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