清水ビジネスパートナーズ株式会社 代表 清水謙伍氏です。2015年に中小企業診断士を取得してコンサルティング会社で修業をし、2021年に独立されています。
もともと香川県出身の方で、補助金の実績は直近2年間で70件以上におよび、一過性の補助金にとどまらず、中長期の視点で考えた経営支援もされています。
2021年から始まった事業再構築補助金をはじめ、2年で85件の大型補助金の採択されています。採択率は、91.4%と群を抜いています。その理由は、セミナーの内容を聞いて理解できました。補助金の種類や性質に精通し、経営のコンサルには「企業のストーリー重視の観点」から、補助金の目的に合致させ、そこから将来の企業像への橋渡しをしている印象を受けました。
2.補助金とは
セミナーの中で、補助金について解説がありました。私自身、行政書士として補助金の問い合わせを受けたことがありましたが、コロナ渦ということもあり、補助金や助成金が乱立しており、その一つ一つを理解して解説するのはかなり難しい面もあり、お断りしておりました。今後の業務を受任するということはしない予定ですが、ある程度のアドバイスができればいいかと思います。とてもシンプルな質問で「補助金とは」という内容が解説されました。ご存知の方もいらっしゃるかもしれませんが、解説してきます。
(補助金とは)
補助金は、国や自治体などが政策を推進するためにその目的に合った取り組みを支援するために提供する、返済する必要のない資金です。倍率は数倍から数十倍のケースが多く、採択される余地も落ちる可能性の方が高いです。そして、補助金は、後払いが原則です。そのため、事前に金融機関からの支援等も含め相談することが重要となってきます。
この補助金、有利な資金調達方法なのですが、利用企業は少ないとのことです。その理由として、
①自社が利用できる補助金を探すのが大変
募集要項が約100ページにも及び、その種類は3000以上になります。
➁制度が複雑でわかりにくい
制度は毎年変わり、募集要項の細部まで目を通さないと仕組みがわからない。
③申請や採択された後の手続きが面倒
膨大な書類の作成・提出が必要になります。
手間はかかるものの、補助金を活用して将来の企業像を実現させている方もいらっしゃるわけで、専門家への相談とストーリー作りは必須であると感じました。