相続の相談でいちばん多い失敗は、
「税理士に行ったら登記の話ができず、司法書士に行ったら税金が分からない」ことです。
高松市の相続登記トラブル事例|県外・海外に相続人がいると手続き不能に?今すぐ始めたい生前対策とは

高松市周辺では「相続人が県外や海外にいて連絡が取れない」「祖父名義のまま何十年も放置」という理由で、相続登記が進まないケースが増えています。いざ売却や活用をしようとしても、手続き不能に陥ることも少なくありません。実はこれらの多くは、生前のひと手間で防げます。今回は、司法書士の現場から見たリアルな事例と、今すぐ始められる生前対策を解説します。
目次
1 高松市で増えている「長期放置相続登記」とは
2 相続人が県外・海外にいると何が起きるのか
3 実際にあった想定事例(アレンジケース)
4 放置すると家族にどんな負担がかかる?
5 生前にできる具体的な対策5つ
6 まとめ|相続登記は「亡くなってから」では遅い
1 高松市で増えている「長期放置相続登記」とは

近年、高松市で特に増えている相談が
「昔亡くなった親や祖父の名義のまま、不動産の登記が変わっていない」
というケースです。
特に多いのが、
・郊外の実家
・農地や山林
・使っていない空き家
こうした不動産です。
「住んでいないから問題ない」
「固定資産税は払っているから大丈夫」
そう思って何十年も放置され、
売却や建替えのタイミングになって初めて問題が発覚します。
そしてその時には、手続きが非常に困難になっていることがほとんどです。
2 相続人が県外・海外にいると何が起きるのか

高松市は転勤族も多く、進学や就職で県外に出る方も少なくありません。
結果として、相続人が全国に散らばる傾向があります。
実務上、よくあるのは
・東京
・大阪
・福岡
・海外(アメリカ・オーストラリアなど)
このように住所がバラバラのケースです。
相続登記には
「相続人全員の協力(遺産分割協議)」
が必要です。
つまり、
・全員に連絡を取る
・戸籍を集める
・書類を郵送する
・署名押印をもらう
これを人数分行う必要があります。
10人いれば10倍、
20人いれば20倍の手間です。
さらに海外在住者がいる場合、
・日本の印鑑証明が取れない
・サイン証明や在留証明が必要
・郵送に数か月
と、手続きは一気に難易度が上がります。
3 実際にあった想定事例(アレンジケース)

例えば、こんなケースです。
高松市郊外の実家土地。
名義は祖父(昭和50年代に死亡)のまま。
いざ売却しようとして調査すると、
相続人は12名。
そのうち
・関東在住5名
・関西在住3名
・カナダ在住1名
・連絡先不明2名
という状況でした。
結果、
・戸籍収集に数か月
・所在調査
・海外書類の取得
・相続人の一部が認知症で後見申立て
最終的に手続き完了まで約1年以上。
「もっと早くやっていれば、こんなに大変にならなかった」
ご家族がそう話されていたのが印象的でした。
4 放置すると家族にどんな負担がかかる?

長期放置の最大の問題は
"時間が経つほど難易度が上がる"こと です。
具体的には
・相続人がどんどん増える(二次相続・三次相続)
・認知症で判断能力がなくなる
・連絡が取れない人が出る
・戸籍が古すぎて取得困難
・売却や融資ができない
最終的には
「不動産があるのに何もできない」
という塩漬け状態になります。
これは残された家族にとって、大きな精神的・経済的負担です。
5 生前にできる具体的な対策5つ

では、どうすれば防げるのでしょうか。
答えはシンプルです。
元気なうちに整理しておくこと。
具体的には次の5つです。
① 名義の確認(登記事項証明書の取得)
② 相続関係の整理(誰が相続人になるか把握)
③ 不動産の承継方法を決める(誰に継がせるか)
④ 遺言書の作成
⑤ 早めの相続登記・生前贈与・家族信託などの検討
これらを生前に行えば、
・相続人の協力が不要
・手続きが1日で終わる
・家族が揉めない
という状態を作ることができます。
まさに「予防医療」と同じ発想です。
6 まとめ|すでに発生している相続登記は「亡くなってから」では遅い
相続登記は、亡くなってから行う手続きですが、
準備は「生きている今」しかできません。
高松市周辺では、相続人が全国・海外に広がるケースが当たり前の時代です。
だからこそ、
「そのうち」
「まだ大丈夫」
ではなく、
"動ける今こそ最大のチャンス"
なのです。
家族に負担を残さないために、
まずは名義確認から始めてみてください。
それが、最も確実な生前対策になります。

(無料相談会のご案内)
生前対策・相続対策に関する無料相談は随時受付中です(完全予約制)。
📞 電話予約:087-873-2653

🌐 お問い合わせフォームはこちら
📆 土日祝も可能な限り対応いたします。
また、相続税対策・登記相談も含めた無料相談会も開催中です:

・第3水曜開催:087-813-8686(要予約)


最新のブログ記事
任意後見契約とは?今からできる認知症対策|「元気だから大丈夫」が危険な理由と正しい備え方
「まだ元気だから大丈夫」と思っていませんか?
実は、判断能力が低下した後では任意後見契約は使えず、法定後見しか選べなくなります。
高松市の相続登記トラブル事例|県外・海外に相続人がいると手続き不能に?今すぐ始めたい生前対策とは
高松市周辺では「相続人が県外や海外にいて連絡が取れない」「祖父名義のまま何十年も放置」という理由で、相続登記が進まないケースが増えています。いざ売却や活用をしようとしても、手続き不能に陥ることも少なくありません。実はこれらの多くは、生前のひと手間で防げます。今回は、司法書士の現場から見たリアルな事例と、今すぐ始められる生前対策を解説します。
「知らないうちに実家が売られていた」
これは決して特殊な話ではありません。



