相続の相談でいちばん多い失敗は、
「税理士に行ったら登記の話ができず、司法書士に行ったら税金が分からない」ことです。
(司法書士試験)令和6年度の傾向から令和7年度の対策を考える

令和6年度の司法書士試験の結果を踏まえ、令和7年度の本試験に向けた対策を以下のように整理しました。今後の学習方針の戦略の一部として活用できると思いますので、是非参考にしてみてください。
目次
1. 試験傾向の分析
2. 択一式対策
3. 記述式対策
4. 精神的な準備と継続学習
結論
1. 試験傾向の分析

令和6年度の司法書士試験は、特に択一式問題で難易度が上昇した一方、記述式の基準点が前年よりも引き下げられるなど、年ごとに出題傾向や難易度に変動が見られます。午前の部では基本的な問題が多く出題され、全体として高得点が予想されていますが、憲法や刑法で難問が散見されました。午後の択一式では、商業登記法や民事訴訟法においても難易度が上がり、特に理解と応用力が求められた印象です。
また、記述式問題に関しては、特に不動産登記法の記述が高得点の鍵となりましたが、ミスや誤解を招きやすい設問があり、慎重な解答が求められました。このことから、来年度に向けた対策として、記述式の過去問や模擬試験を多用し、実践力を磨くことが重要です。
2. 択一式対策
令和6年度では、択一式問題の範囲が広がり、科目ごとのバランスが重要視されました。合格者の平均点は高かったものの、全体的な難易度が上がったと感じる受験者も多かったようです。特に、午後の部での商業登記法や民事訴訟法が難関となっているため、これらの分野に対しては深掘りした学習が求められます。
したがって、来年度の試験では以下の対策が有効です。
過去問の徹底分析: 過去3年分の試験問題を解くことで、出題傾向を掴むことができます。科目ごとの得点バランスを意識し、苦手分野を減らすことが大切です。
基礎知識の確認: 特に午前の部では、基本問題が得点源となるため、基本法知識を確実に習得することが必須です。
3. 記述式対策

記述式試験は依然として合否を分ける重要な要素です。令和6年度では、不動産登記法と商業登記法の記述で出題形式が変わることなく、例年通りの内容でしたが、細かいミスが命取りになることが指摘されています。今後の対策としては、次の点に注力するとよいでしょう。
模擬試験での実践訓練: 時間配分を意識し、ミスなく書き切るための練習が必要です。記述式問題は、正確さとスピードの両立が求められるため、時間を計って解答する訓練が効果的です。
法改正への対応: 商業登記法などは、法改正が直接的に問題に影響する可能性があるため、最新の法改正情報をチェックし、理解を深める必要があります。
4. 精神的な準備と継続学習
司法書士試験は非常に範囲が広く、長期間にわたる学習が必要です。そのため、学習計画を細かく立て、無理のないペースで進めることが重要です。特に、合格までの平均学習時間は約3,000時間と言われており、1日8時間以上の勉強を1年以上継続する覚悟が必要です。
また、再受験者にとっては、前年度の自己分析を行い、弱点を補強することが有効です。アガルートや伊藤塾といった予備校では、再受験者向けのサポートが充実しているため、これらのプログラムを活用するのも一つの手です。
結論
令和7年度の司法書士試験に向けては、過去問の分析や基本知識の習得を基盤としつつ、記述式問題への対策を徹底的に行うことが鍵となります。特に、法改正に対応した最新の知識を習得することや、時間を意識した実践練習が求められます。最後に、長期的な学習計画を立て、安定したペースで学習を進めることが合格への最短ルートとなるでしょう。
「合格までの平均学習時間は約3,000時間と言われており、1日8時間以上の勉強を1年以上継続する覚悟が必要です」とは書きましたが、働いている方の場合、これは現実的ではなくなります。それでは、数年かかってしまうのかというとそうではありません。私の周りでも働きながら一発合格している方を複数人知っております。自分の限界を乗り越えると、その次の限界が見えてきます。これを2つ乗り越えれば、最初の限界は日常生活の一部になっています。頑張っていきましょう。

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