興味がある方は、是非一度、試してみてください。
4.香港での出来事
①妻の父親の話
もともと中国本土にいたみたいですが、「文化大革命」初期に香港に移住しました。そこで家族を作り、50歳ごろにそれまで信じていた道教から、仏教に鞍替えをしたそうです。道教の神様の一つである「黄大仙」の偶像を家に飾っていたのですが、ある日捨ててしまったそうです。いつもの習慣で、「黄大仙」に出向き占いをすると、神様からのお告げとして「私を捨てるなんて、なんてひどいことをするんだ。」とのお告げがあったそうです。
妻の話を聞いていて、神様も怒るんだな、と思いました。
➁私の話
平成31年度の司法書士試験を終え妻と2人で香港に里帰りをした時に、「黄大仙」に行きました。占い所のおじさんに、私の氏名と生年月日を伝え占ってもらいました。私の興味は、司法書士試験の結果と、いつ開業したらいいのかという点ですが、通訳役の妻は、ずっとおじさんと話し込んでいました。おじさんは私をちらちら見ながら、何かよくわかりませんが、時々私にも何か大声で話していました。いい加減時間がたったので、妻にどうなのか聞いてみると、今年はダメだという話でした。しかし、妻が言うには、私は強運のもとに生まれており、今年の試験はダメでしたが、必ず成功すると話をしていたそうです。私の方は、「はぁ、今年もだめなんだ。」と意気消沈していました。その他にも、将来起こりうる話を何点か聞かされました。「どうせおっさんのたわごとだろう」と思っていたのですが、今にして思えば、当時の司法書士試験の不合格を含め、すべて当たっていました。合格の時期まで言い当てていました。ここまでくると、少し信じてしまいますよね。
5.まとめ
漫画家の山田玲司先生も「老荘思想」で救われたと語っており、「上善如水」を本当に偉い人は水のように下へ下へ流れていき、最後には大海に通じるんですよと言っていました。
また、今の人たちにインストールされている「昭和型OS」では人を幸せにすることもできないし、自分も幸せにならないとも語っています。私もそうなのですが、親や学校から「勝負に勝つこと」至上主義を教え込まれました。でも、私が大学卒業と同時にバブルは崩壊、時代が一変したんです。そんな中で、そのまま「昭和型OS」のまま、アップグレードせずに今に至る方で、幸せになれた方はどのくらいいるのでしょうか?私は、30歳の時に既定路線を完全に外れていますからね。でも、当時は「やっぱり自分は間違っていたんじゃないのか」と思っていましたが、今は「あの時行動しておいてよかった」と思っています。
現在のギスギスした時代に、老荘思想について話をしてみました。でも、もともと日本でも「和を以て貴しとなす」精神だったと思うのですが、いったいどこで間違ったのでしょうかね。