2.1 事実の検証
ポジショントークが主張する事実が、本当に繰り返し同じ結果を示すかを確認します。
データの出所を確認:そのデータが複数の信頼できる機関やソースから独立して得られているかをチェックします。一つのソースに依存している場合、そのデータはバイアスがかかっている可能性があります。
異なる条件での結果確認:異なる状況や条件下で同じ結果が得られるかを調査します。例えば、特定の経済政策がある国で成功した場合、他の国でも同じように成功するかを確認することが重要です。
2.2 実験やテストの再現
科学的な方法を用いて、ポジショントークで述べられている主張が再現可能かをテストします。「基礎問題だけ解いて、司法書士に合格できる」なんてのも検証してみればポジショントークと分かります。
独立した実験の評価:主張されている結果が、独立した複数の研究者によって再現されているかを確認します。再現性のある結果は、その主張が信頼できることを示します。
メタアナリシスの利用:複数の研究や実験結果を統合して分析するメタアナリシスを用いて、主張が再現性を持つかどうかを評価します。これにより、単一の実験結果に依存しない、より客観的な結論が得られます。
※メタアナリシス:メタアナリシスは複数の研究結果を統合・解析し、総合的な結論を導く手法です。要は、客観的な資料に基づいて判断するということです。
2.3 一貫性の評価
主張が異なる文脈や時間枠において一貫しているかを確認します。
歴史的なパターンの確認:ポジショントークが過去の類似した状況においても一貫した結果を示しているかを調べます。例えば、経済政策の効果を検証する際に、過去の類似政策の結果を参考にします。
長期的なデータの利用:長期間にわたるデータを分析して、主張が一過性のものではなく、持続的なトレンドに基づいているかを確認します。
3. 再現性がないポジショントークの特徴と対処法