2.サードマンに会った経験
私の場合、夢や幽霊といった形ではありません。しかし、高校時代に化学を教えてくれていた先生がいたからこそ、大学は化学の学科を受験しました。大学時代は、化学で飯を食べる意気込みで、いろいろと勉強していましたね。でも、実際に化学系の会社に就職すると、自分が思っていたような感じではありませんでしたが、せっかく業界にいるのだからそこで頑張っていると、Dさんという方が同じ会社に入社してきました。彼は既に以前、この会社で働いていましたが、外資系の会社だったので、オーストラリアの関係会社に単身乗り込んで入社し、その会社を辞めて日本に戻ってきたということでした。
外資系の会社でしたので、当然本社からアメリカ人が来ます。しかし私は下っ端なので、話をすることもできませんでした。そもそも英語話せませんでしたしね。このようなことが続いている中で、忘れもしません、1995年に「フレームリレー」というインターネットの通信技術を使った通信網が、本社と日本支社との間で交わされるようになり、この時点でインターネットの存在を知りました。1998年には自分でパソコンとダイヤラップのインターネット契約を結び、自宅でネットを始めました。
インターネットの世界にエンタメだけじゃなく可能性を感じて、会社を辞めコンプレックスだった英語とネットの知識をつけるためにオーストラリアへ留学することにしました。Dさんのアドバイスが大きかったと思います。(前半終了)
この後も、サードマン的な存在の方がたくさん出てきますが、書ききれないので割愛します。
しかし、司法書士を目指し、司法書士試験に合格した後、香川県会では配属研修を経ないと独立開業はできないので、配属研修を受けることにしました。配属先の先輩先生はまさにサードマンでした。「独立開業」の決心を確固たるものにしてくれたからです。
3.まとめ
山田玲司氏も言っていたのですが、サードマンは得体のしれないものではなく、実は身近に多くいて、常に情報を発信し続けてくれているんじゃないのかと。そして、私たちが、その発信に気づけるか気づけないかの問題だけなんじゃないのかと。彼の考えでいくと、私は既に、両手以上のサードマンに会っていることになります。
決して死を感じさせるような場面だけに登場するのがサードマンではなく、実際に身近に存在する方たちの言葉に耳を傾けることで、人生がいい方向に大きく開くこともあるのでは、と考えさせられてしまいました。
あなたもサードマンに会った経験はありますか?隣の人がそうかもしれませんね。耳を傾けてみましょう。