相続法律・税務無料相談会のご案内
令和7年11月19日(水)に「北野純一税理士事務所」内で開催されます「相続法律・税務無料相談会」が実施されます。相続前のご相談、相続発生後のご相談、どちらにも対応しております。

「もっと幸せになりたい」「今のままではダメな気がする」――そんな思いにとらわれていませんか?
私たちはしばしば、「幸せは何かを手に入れた先にある」と信じて、未来ばかりを追いかけてしまいます。しかし、哲学的な視点から見れば、本当の幸せは"今この瞬間"にしか存在しないという考え方があります。
本記事では、東洋思想や現代哲学を手がかりに、「いま、ここ」に意識を向ける生き方のヒントをご紹介します。
日々の慌ただしさや不安から少し離れ、"いま"を丁寧に味わうことの価値を見つめ直してみませんか?
【目次】
1. 幸せは「未来にある」と思い込む現代人

「もっと収入が増えたら」「もっと評価されたら」「もっと時間があったら」――
こうした"もっと"を追いかけているうちに、私たちはつい「今はまだ幸せじゃない」と思い込んでしまいます。
しかし、立ち止まってみると気づくことがあります。
欲しいものを手に入れた瞬間はうれしくても、その喜びはすぐに薄れてしまう。
そしてまた、次の目標を求めて走り出す。これが「幸せの先延ばし」のサイクルです。
この思考パターンを断ち切るには、「幸せは外側にあるのではなく、自分の内側に"感じる"ものだ」という視点に立ち返る必要があります。
2. 東洋思想に学ぶ「今に生きる」という感覚

「いまこの瞬間に生きよ」
これは仏教や禅、道教など東洋思想に共通するメッセージです。
たとえば禅の世界では、「只今(ただいま)」という言葉が深い意味を持ちます。「ただいま帰りました」という日常的な挨拶にも、「今ここに私が在る」という精神的な意味が含まれているのです。
また、老子の『道徳経』には次のような一節があります。
「満ちれば欠ける。動けば滅ぶ」
― 今あるものに満足する心が、最も自然で穏やかな生き方である。
つまり、未来を過度に期待せず、いまある自分の状態を受け入れることで、自然体の幸せが見えてくるという教えです。
3. 「今ここ」に気づくとはどういうことか

「今ここを感じる」と言われても、最初は少し抽象的に思えるかもしれません。
そこで鍵となるのが、「身体感覚」と「注意の向け方」です。
たとえば――
こうした細部に意識を向けるだけで、"今ここ"が生き生きと立ち上がってくるのです。
哲学者ハンナ・アーレントは、「思考とは、世界と関係を持ちながら今を生きることである」と語っています。"今"に意識を向けることは、世界と繋がり直す行為なのです。
4. 幸せを"感じる力"を育てる3つの習慣
「今を感じる力」は、意識すれば少しずつ育てていくことができます。
以下の3つは日常の中で実践できるヒントです。
① 1日の中で"感じる時間"を意図的に作る
たとえば食事中、スマホを見ずに、目の前の料理と向き合う。
五感を通じて「味わう」ことが、今を感じる第一歩です。
② 「ありがたい」を口に出す
「ありがとう」は魔法の言葉です。たとえ小さなことでも感謝の言葉にすることで、自分の中にある幸せの感受性が目覚めてきます。
③ 頭の中の"未来予測"を止める時間を持つ
不安や期待で頭がいっぱいになったら、「いま、息を吸っている自分」に意識を戻してみましょう。
これはマインドフルネスの基本でもあり、心の余白をつくる大切な習慣です。
5. 哲学が教える:不完全である今を楽しむ

前回の記事で触れたように、人間は不完全な存在です。
しかしその不完全さこそが、「今を楽しむ」余地を生み出してくれます。
もし人生が完全に予定通りで、驚きも失敗もなければ、そこには感動も成長もないでしょう。
だからこそ、予想外のこと、思い通りにいかないことに対して、「これも人生だ」と受け止める余裕を持つことが、生きやすさに直結します。
哲学は「すべてに意味を求めすぎるのをやめること」も教えてくれます。
「意味がないかもしれないけど、楽しい」――この感覚が、人生を豊かにしてくれるのです。
6. まとめ:探さなくても、幸せはここにある
「もっと良くなったら幸せになれる」と信じることは、ある意味で希望でもあります。
でも、そればかりにとらわれると、"いまここ"にある確かな幸福の芽を見落としてしまいます。
幸せは、どこかにあるものではありません。
今ここにあるものを、どれだけ丁寧に感じ取れるか。
その力こそが、あなたの「生きやすさ」の土台になるのです。
🪞心に残る一言
「探さなくていい。感じれば、そこにある。」

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