相続の相談でいちばん多い失敗は、
「税理士に行ったら登記の話ができず、司法書士に行ったら税金が分からない」ことです。
【第3回】「今日を生きる」を実践に変える3つの習慣とは?

「memento mori(死を忘れるな)」という言葉を知り、「いつか死ぬ」と意識したことで、今この瞬間を大切にしたいと感じた。
けれど――実際の生活は、昨日と何も変わらない。
そんなふうに、気づきを得ても行動に移せず、結局また流されていく……という経験はありませんか?
この第3回では、「死を意識する」ことを一時的な感動で終わらせず、"今日を生きる"という意識を日常に定着させる3つの習慣を紹介します。
小さな習慣でも、継続すれば人生の質は確実に変わります。
死を意識するからこそ、生を輝かせる日々の工夫を始めてみましょう。
【目次】
- 習慣①:「今日が人生最後の日だとしたら?」と毎朝自問する
- 習慣②:「やりたいことリスト」を"減らす"
- 習慣③:「死」を記憶する日記(memento moriジャーナル)
- 習慣を定着させるための工夫
- まとめと次回予告
1. 習慣①:「今日が人生最後の日だとしたら?」と毎朝自問する

スティーブ・ジョブズが有名なスピーチで語った言葉――
「もし今日が人生最後の日だとしても、私は今やろうとしていることをするだろうか?」
この問いを、毎朝起きたときに自分に投げかけてみてください。
すると、自分の行動の優先順位が少しずつ変わっていきます。
たとえば、「やりたくない会議を惰性で受けている」「なんとなくスマホを見て午前中が終わってしまった」……そうした時間に対する感度が高まるのです。
この問いは、目標達成のためだけでなく、**後悔しない一日を過ごすための"フィルター"**になります。
2. 習慣②:「やりたいことリスト」を"減らす"

私たちは、やりたいことをどんどんリストアップし、「時間が足りない」「全部できない」と焦りがちです。
しかし、死を意識することで分かるのは、「すべてをやることは不可能」という現実。
だからこそ、**"今の自分にとって最も大切なことだけを残す"**という視点が必要です。
やりたいことを「やらないことリスト」に変えることで、優先順位が明確になります。
残った数個のやりたいことに集中するだけでも、満足感と達成感は大きくなり、生きている実感が増していきます。
3. 習慣③:「死」を記憶する日記(memento moriジャーナル)
日記と聞くと、ポジティブな出来事や感謝の記録を思い浮かべる人が多いかもしれません。
しかし、ここで紹介するのは、「死」をテーマにした日記です。
1日5分、以下のような問いに対して短く書き留めるだけで効果があります。
- 今日、もし人生が終わるとしたら何を伝えたいか?
- 今日、何に感謝できたか?
- 今日は「命を使った」実感があるか?
この日記を習慣化することで、日々の選択に真剣になれる自分が育ちます。
また、精神的なバランスを整えるセルフケアとしても有効です。
4. 習慣を定着させるための工夫

どんなに良い習慣でも、「意識しなければ忘れてしまう」のが人間です。
だからこそ、仕組みで思い出せるようにすることがポイントになります。
たとえば――
- 毎朝のスマホアラームに「今日が最後の日だったら?」と表示させる
- 洗面台に「いま、何に命を使っている?」というメモを貼っておく
- 死を象徴するモチーフ(骸骨のキーホルダー、黒いノートなど)を目につくところに置く
こうした視覚的・行動的なトリガーを設定すれば、「気づきを忘れない仕組み」を日常に取り入れられます。

5. まとめと次回予告
「死を意識する」ことは決して暗くて重たい行為ではありません。
むしろ、それは「どう生きたいか」を浮き彫りにする、明るくて強い光でもあります。
今回紹介した3つの習慣は、どれもシンプルですが、続けることで人生の風景が変わっていきます。
今この瞬間が、確実に"限りある時間の一部"であることを忘れず、命を意識的に使っていく日々を送ってみませんか?
📘次回予告:
第4回:「後悔しない人生」に共通するたった一つの視点
最終回では、多くの人が「もっと〇〇しておけばよかった」と人生の最期に語る言葉に共通する"ある視点"を紹介します。
memento moriが導く、後悔なき人生の本質に迫ります。
最新のブログ記事
挑戦する人だけが叩かれる社会 ― なぜ失敗は過大評価されるのか(第3回)
社会は成功した人を称賛します。
しかし同じ社会が、失敗した瞬間にその人を強く批判することがあります。
公正証書遺言と自筆証書遺言の違い|失敗しない遺言方式の選び方
結論:確実性を重視するなら公正証書遺言。
手軽さを重視するなら自筆証書遺言。
遺言書は本当に必要?作るべき人が一目でわかる実務チェックガイド
遺言書は「財産が多い人」よりも、
"家族関係や相続状況が複雑な人"ほど必要です。


