【第3回】遺言書は必要?作成のタイミングと正しい作り方とは

2025年07月14日

相続トラブルを防ぐには、生前の「遺言書」の準備が有効です。自筆証書と公正証書の違いや作成のポイント、法務局保管制度など、司法書士が分かりやすく解説します。

📑目次

  1. 遺言書が必要な理由とは?
  2. 遺言書が役立つケース(具体例)
  3. 遺言書の種類とメリット・デメリット
  4. 遺言書作成の流れと注意点
  5. 法務局の保管制度とは?
  6. 司法書士に依頼するメリット
  7. 無料相談・個別サポートのご案内
  8. まとめ:あなたの思いを「確実に」残すために

1. 遺言書が必要な理由とは?

 「うちは仲が良いから大丈夫」と思っていても、相続はお金や不動産が関係するため家族の関係が変わる瞬間でもあります。

 実際、遺言書がなかったことで相続人間の話し合いがまとまらず、
不動産が「共有名義」になったり、相続登記ができず放置されるケースも珍しくありません。

🔸遺言書は、あなたの"最後の意思"を残す唯一の方法です。

 家族へのメッセージとしても、相続トラブル防止の法的手段としても、とても有効なのです。

2. 遺言書が役立つケース(具体例)

 以下のようなご家庭では、遺言書を作っておくことが非常に重要です。

  • 子どもがいないご夫婦(相続人は兄弟になる)
  • 再婚・前妻の子どもがいる(相続人が複数に)
  • 介護した子に多く渡したい
  • 特定の相続人に不動産を相続させたい
  • 法定相続分通りに分けると不公平が出る
  • 自宅や事業用資産を分けにくい

3. 遺言書の種類とメリット・デメリット

 近年は、自筆証書遺言を法務局で保管できる制度が登場し、
形式ミスや紛失のリスクを減らせるようになっています(後述)。

4. 遺言書作成の流れと注意点

遺言作成のステップ

  1. 相続人・財産の整理
  2. 誰に何を相続させるか検討
  3. 遺言内容の文案作成
  4. 署名・押印(または公正証書作成)
  5. 保管・伝達方法の決定

注意点

  • 財産の特定が不明確だと無効になる可能性あり
  • 遺留分(相続人の最低取り分)に配慮しないと争いの火種に
  • 法律改正や家族構成の変化に合わせて定期的な見直しが必要

5. 法務局の保管制度とは?

 令和2年からスタートした「自筆証書遺言保管制度」により、
法務局で自筆証書遺言を預かってもらえる制度が利用可能になりました。

特徴

  • 検認が不要になる
  • 紛失・改ざんを防げる
  • 全国どの法務局でも確認できる

 費用は1件につき3,900円程度と負担も少なく、
高齢の方にとっても非常に使いやすい制度です。

6. 司法書士に依頼するメリット

 司法書士は、遺言書の内容チェック・法的アドバイス・文案作成支援を行えます。
 また、以下のようなサービスも可能です:

  • 遺言書と不動産名義の整合性チェック
  • 相続登記を見越した財産分割設計
  • 保管制度のサポート
  • 公証人との連携による公正証書作成サポート
  • 将来的な家族信託との組み合わせ提案

「法的に有効な遺言書」をつくることが、家族の未来を守る鍵になります。

7. 無料相談・個別サポートのご案内

「どんな遺言を作ればよいか分からない」
「自筆か公正証書、どちらがいいか迷っている」

そんな方のために、**初回無料相談(予約制)**を受け付けております。

📌【1】個別相談(司法書士による無料面談)

  • 実施日時:平日9:00〜17:00(※土日祝も事前予約で対応)
  • 予約方法:
     📞 電話 → 087-873-2653
     🌐 Webフォーム → 公式サイトはこちら

📌【2】毎月第3水曜開催・税理士との合同無料相談会

  • 内容:遺言・相続登記・税金対策など、幅広い相談が可能
  • 詳細案内:公式案内ページはこちら
  • ご予約電話:📞 087-813-8686

8. まとめ:あなたの思いを「確実に」残すために

遺言書は、法的な手続き以上に「想い」を残す手段です。
口約束や家族の間の信頼だけに頼らず、
確実に意志を届けるためには、法的に有効な遺言書が必要です。

高松市・香川県で遺言書作成をご検討の方は、
司法書士による無料相談をご活用ください。

📞 無料相談受付中(087-873-2653)/WEBフォームも可
📅 相続税・遺言・登記に強い無料相談会 → 第3水曜(087-813-8686)

アイリスあんしん終活相談所

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