この世は、同調圧力に満ち溢れている(LINEのデマ)

2023年11月18日

以前、司法書士受験時代に感じた「同調圧力」について、発生メカニズムなどを解説いたしました。気にしないことが一番大事なのですが、これが「世の中の雰囲気的」なものになった場合、非常に厄介です。最終的には自分の頭で考えることが必要なのですが、言いなりにはなっていないでしょうか?何かおかしいと感じたら、まずは自分の頭で考えてみることが重要です。今回いい事例がありましたのでご紹介いたします。

目次

1.「11月1日から同意しないとLINEが使えなくなる」結局どうなった

2.私がした対応

3.まとめ


1.「11月1日から同意しないとLINEが使えなくなる」結局どうなった

 令和5年11月2日のフリーライター岡田有花さんの「「11月1日にLINE使えなくなる」デマはなぜ拡散した?」記事が掲載されていました。記事を引用いたします。

 「「10月中にLINEの新プライバシーポリシーに同意しないと、11月1日以降LINEが使えなくなる」

 10月末、こんなうわさが駆け巡りました。でも実際は、同意していない人も11月1日以降、現時点(11月2日昼)まで問題なくLINEを使えています。Xには「LINEまだ同意してないけど使えてる」といった投稿が多数あり、「同意しなていなかったら、使えなくなった」という人は見当たりません。

 つまり、「同意しないと"11月1日"にLINEが使えなくなる」はデマだったということです。(今後の継続利用については後述します)

 なぜ、こんなデマが出回ってしまったのでしょうか。理由は2つあります。

 まず、LINEのユーザー向け説明文が、誤解を極めて招きやすい書き方だったこと。それを見た多くのメディアが、誤解を煽るような番組や記事を出したことです。」

そして、記事は「誤解を招いた2つの理由」として以下のように書かれていました。

 「まず、一つ目の点。LINEが新プライバシーポリシーについてユーザー向けに示したFAQには、10月27日ごろまでこう書かれていました。

 「10月中は同意を留保いただくことが可能ですが、同年11月以降は順次サービスの利用に当たりLINEヤフープライバシーポリシーへの同意が必要となる予定です。同意いただけない場合、同意いただけるまでの間はLINEアプリ、Yahoo!メールなどの継続利用ができなくなります。それに伴い、たとえばLINEアプリ上で提供されているLINEグループのサービスも一部、継続利用ができなくなりますのでご留意ください」

 素直に読むと、「10月中に同意していなければ、11月以降、LINEなどのサービスが使えなくなる」ように読めます。"デマ"の出所はまさに、LINE公式が自ら行った告知だったのです。

 二つ目は、このFAQを読んだメディアがそのまま、「10月中に同意しないと11月以降LINEが使えなくなる」という報道を次々に出したことです。

 Webメディアだけでなく、テレビ、新聞など大手マスコミを含む多数のメディアが報道したことで、「LINEが使えなくなるのかも」というモヤッとした心配が、「メディアも報道していたから、事実だ」という確信に変わっていきました。

実際は「同意しなくても、11月に急に使えなくなることはない」

 実際は、同意していない人も、11月1日以降もLINEが使えています。

 LINEが10月30日に追記・修正したFAQによると、同意しなくても11月以降、使うことはできるが、拒否し続けると同意画面が出続けるようになるため、最終的には"同意しないと使えなくなる"ということのようです。」(引用終わり)

(画像)マスコミの報道では、「かもしれません」とありましたが、実際の内容は、同意しないと使えなくなるかもしれないと言っていましたね。そもそもLINE自身の説明が曖昧だったので、このような事態を招いたのですがね。

そして、マスコミの情報を鵜呑みにした方が、Youtubeなど使ってさらに拡散したことにも大きな原因があると思います。

(画像)

2.私がした対応

 まず、本当に11月1日以降使えなくなるのか検証してみたくなりました。

 だって、こんなことして誰が損をするかというと、LINE自体ですからね。私はそこまでLINEを使用していませんし信用もしていないので、11月に入っても、同意はしませんでした。そして数日経過後に、LINEにメッセージが届きました。それに対して返信もしましたが、既読が付きました。

 ね、何ともなかったでしょ。あのマスコミから名もないYoutuber達のメッセージはいったい何だったんでしょうね。

 皆さんはどうでしたか?

 

3.まとめ

 このような、世の中的風潮で一種の世論の風を吹かせようとする動きは、歴史を見ていけばいっぱいありました。「民主党政権の誕生」「吉田文書の開示に至った事件」などなど。そして、信じた人たちによる拡散と周りへの同調圧力・・・。

 私が留学を決意したのは、この閉塞感が原因の一つです。当時、何も信用できなくなってしまったんですよね。で、日本にいて考えてもしょうがないので、一度出てみようと考えました。私は、日本の外から日本を眺めて再認識した期間があったので、自分にとっては良かったと思っています。それに、同調圧力を意識することで、それに負けないメンタルの構築方法などなど、対処法は今までにいろいろと学ばせていただきました。

 いくら人がけしかけてきても、その人は責任を取るつもりなんて1ミリもありませんから、結局は自分の責任で行動するしかないのです。

 自分の人生です。人の安易な一言に振り回されないように、自分の頭で考え明確でなくていいので、自分なりの結論を考えて行動するようにすればいいと思います。

最新のブログ記事

令和6年6月19日(水)に「北野純一税理士事務所」内で開催されます「相続法律・税務無料相談会」が実施されます。相続前のご相談、相続発生後のご相談、どちらにも対応しております。

記述対策の論点について、択一対策も含め論点を提示します。今回も不動産登記法の記述問題についての論点について、確認していきたいと思います。今回も「(根)抵当権」関連になります。択一試験でも論点となる個所ですので、ひな形をしっかりと覚えてください。

とある動画で「日本のしょぼい給料でマルチタスクを求めすぎ」という内容で話をされている方がいました。少し前の話になるのですが、私の妻のパート先での出来事を基に少し話をしてみたいと思います。

相続登記義務化を控えて、相談件数、ご依頼の件数が増加しております。そんな中で、相続登記を急ぐ意味がよく分からないという方がいらっしゃいました。被相続人の方や相続人の状況によっては一刻を争う事態であることも少なからずありますので、解説していきたいと思います。

<