相続の相談でいちばん多い失敗は、
「税理士に行ったら登記の話ができず、司法書士に行ったら税金が分からない」ことです。
マーケティング視点(ガスライティング・精神的虐待)

マーケティングや受験勉強などで、必ずと言っていいほど出てくる「あなたのことを考えて言ってる」さん。非常に厄介ですよね。「同調圧力」ならまだしも、害のないような言葉で、巧みに人を操ろうとしてくる方がいらっしゃいます。こういった方を相手にしないのに越したことはないのですが・・・。こういった方の手法について解説したいと思います。
目次
1.ガスライティングとは
2.精神的虐待とは知らなかったでは済みません
3.私の対処法
4.まとめ
1.ガスライティングとは
ガスライティング(Gaslighting)は、心理的操縦や精神的虐待の一形態で、被害者を混乱させ、自己価値を低下させ、現実感覚を歪めようとする手法です。この用語は、1944年の映画「ガスライト」(原題:Gaslight)に由来しており、映画のストーリーにおいて、夫が妻に対して明らかに嘘をつき、彼女の記憶や認識を疑わせることで精神的に追い詰める様子が描かれています。
ガスライティングの主な特徴は以下の通りです:
①嘘や誤った情報の提供: ガスライターは、被害者に対して嘘や誤った情報を提供し、現実を歪めます。例えば、何かが起こったことを否定し、被害者が何かを誤解していると主張します。
➁記憶の否定: ガスライターは、被害者の記憶を否定し、彼らが何かを忘れているか、誤解していると主張します。これにより、被害者は自信を失い、自己疑問に陥ることがあります。
③責任の転嫁: ガスライターは、自分の悪意的な行動や言動について責任を取らず、被害者にその責任を押し付けます。被害者は自分が間違っていると感じ、罪悪感を抱きます。
④感情の操作: ガスライターは、被害者の感情を操作し、彼らを不安や恐れに陥れます。被害者は、自分が狂っているのではないかと疑念を抱くことがあります。
ガスライティングは、精神的虐待の一形態として認識され、被害者に対して重大な影響を及ぼす可能性があります。被害者は自己価値感の低下、不安、うつ病、ポストトラウマストレス障害(PTSD)などの問題に直面することがあります。対処法として、被害者はこの種の行動に注意を払い、サポートを受けることが大切です。また、ガスライターの行動に関しては、関係を終了するか、プロのカウンセリングを受けることが重要です。

2.精神的虐待とは知らなかったでは済みません
無意識のうちに、上記のようなことをやっている方もいらっしゃるのではないでしょうか。すべて相手の責任では済みませんよね。
私の経験上、こういった方は、「自分は変わりたくないから、他人を操って楽をしたい」方たちです。できるだけ関わってはいけません。
3.私の対処法
私も、かつての職場で上司から、ガスライティング虐待を受けたことがあります。一番いいのは関係を断つことです。私の場合は、即座にその会社を辞めました。だって、そこにしがみついても、もはや人間性を否定されている段階で、そこにいる価値がないですから。しかし、当時は今みたいな精神を保持する手段を身に付けていませんでしたから、その後少し心療内科に係ったこともありました。
その後、一時的には悩みましたが、様々な教訓も得ました。私なりの私見にはなりますが、
①ガスライターは、「善人」の顔をしてやってくる。
➁言葉に「あなたのためだから」という言葉を用いる。
③会話で私の話を否定するが、自分の意見は決して言わない。
④平気でうそをつく(調べればすぐにわかることでも会話の中では、さも正しいことのように話す)
➄自分の言葉に責任を持たない。(だから平気でうそが言える)
ねぇ、厄介でしょ。

4.まとめ
自身が経営者の端くれになったとき、当然、このようなことをしてくる方もいらっしゃいましたが、すでに経験済みですので、妨害を受けることはありませんでした。しかし、まだ若い方で、年齢や立場が上の方から上記のようなことをされたら、信じちゃうかもしれませんよね。
誰が「味方」で誰が「敵」か、見極める力を養ってみてください。
事業をするうえで、このような方ははっきり言って害です。
一番いいのは、「何も知らないふり」をして話を聞いて客観的に判断することです。
あとは、あなた自身がガスライターにならないように注意することです。
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