メタディスクリプションに私の事務所の名前?
先日、何気なく「アイリス国際司法書士・行政書士事務所」を検索し、その結果を確認すると、ポータルサイト(いろいろな士業の紹介サイト)以外で、事務所名が使われているケースがありました。法令上違反があるとか、意匠などの問題があるかと言われると、判例なんか見てもきわどいものでも違反になっている例は見たことがないので、問題はないと言わざるを得ませんが、あまり気持ちのいいものではありませんね。では、なぜ、私の事務所の名前をがっつり使っているのか、そのサイトと事例を見ていきたいと思います。
目次
1.メタディスクリプションとは
2.なぜ、私の事務所の名前を入れるのか
3.まとめ
1.メタディスクリプションとは
メタディスクリプション(Meta Description)は、ウェブページの検索エンジン結果ページ(SERP)に表示される短いテキストのことを指します。検索エンジンのユーザーが特定のキーワードで検索を行った際に、該当するウェブページのリストが表示される際に、各ウェブページのタイトルと一緒に表示される簡潔な説明文です。
メタディスクリプションは、ウェブページの内容やコンテキストを要約し、ユーザーにとってそのページが関連性があるかどうかを判断する手助けをします。正しいキーワードや説明が含まれるメタディスクリプションは、ウェブページのクリック率を向上させるために重要です。また、検索エンジン最適化(SEO)の一環としても重要な要素です。
メタディスクリプションは一般的に150〜160文字程度の範囲で作成され、具体的なコンテンツの要点を伝えることが求められます。しかし、最近の検索エンジンのアルゴリズムは、自動的にメタディスクリプションを生成することもあります。それでも、ウェブサイトの運営者は自分で適切なメタディスクリプションを提供することが望ましい場合があります。
2.なぜ、私の事務所の名前を入れるのか
メタディスクリプションに昔設定できた検索キーワードを文章の中に埋め込むことで、Google検索の上位に表示する対策(SEO対策)になります。そのため、私の事務所の名前を使ったものと考えられます。
①lapommegroup.com
現在、クリックしても参照できません。「加除出版社のQ&A権利に関する登記の実務」の本を売っていました。私が執筆したわけでもないし、私の名前は「ふじぬまゆうな」でもありません。
➁thinkscience.in
こちらも、同じ中古本を売っています。ドメインは「インド」ですね。
③sunwayspirit.jp
whoisで検索するとXserverみたいですね。
④katsaounisbros.gr
今度は、ギリシャのドメインですね。
➄rapidservicessolutions.co.uk
今度は英国のドメインですね。
⑥pegesa.cl
重複していたので上は飛ばします。下のドメインはチリ。
⑦labworx.ae
今度のドメインは、アラブ首長国連邦。
⑧biotagri.com
3.まとめ
他にも、5つほどサイトが確認できました。メルカリ内、若しくは海外の無料サーバーを使った、中古の加除出版の「Q&A権利に関する登記の実務」を販売するときに、私の事務所の名前を使っているようですね。
確かに、私のブログに「相続登記Q&A」のタイトルはありますので、そこの閲覧成績が良く、検索キーワードとして、私の事務所の名前とセットで、SEO対策ソフトで出てくるのかもしれませんが、見た人が誤認するような内容は控えた方がいいのではと思います。まあ、意図的にやっているのだとは思いますが、一応警告しておきます。使わないでください。
また、こちらの中古書籍を買われて、何らかの被害を被った方に対しても、当方は一切の責任を負いません。
あと、今回の調査で分かるIPアドレスにいかなる攻撃もしないでください。警察に捕まり、目の飛び出るような損害賠償を負うことになります。それでわ。