事業承継⑧承継者不存在による老舗の決断(株式会社イノダコーヒ)
「1940年6月に猪田七郎が現・本店の場所で海外産コーヒーの卸売を始め、1947年8月にコーヒーショップを開いたのが創業である。この時、客が会話に夢中になってコーヒーが冷め、砂糖とミルクがうまく混ざらなかった事がきっかけとなり、初めから砂糖とミルクを入れた状態でのコーヒーの提供が始められた。1958年5月に法人として有限会社イノダコーヒを設立し、1964年の二条支店の出店を皮切りに京都市内へ店舗を展開していった。1970年代初頭には女性向ファッション雑誌の『an・an』や『non-no』が創刊され、その中で店舗が紹介されて女性客の比率が半分を超えるようになり、この傾向は現在まで続く。
1978年には現在も主力商品となっているブレンドコーヒー「アラビアの真珠」を発売した。なお開業時から自社で焙煎を行なっていたが、1987年にケーキ工場を開設し、1994年には焙煎工場とともにリニューアルを行なった。また1993年6月に創業者の猪田七郎が逝去し、翌月に長男の猪田浩史が社長に就任している。1995年には資本金を3千万円に増資して株式会社に組織変更し、1999年には初の京都以外の店舗である広島支店を開店するなど、業績を拡大してきた。2007年に猪田浩史が会長となり、社長には藤原正康が就任した。
2022年9月27日、後継者不在を理由に事業承継を目的とした投資ファンド「アント・キャピタル・パートナーズ」が運営するファンドへの株式譲渡を発表した。」WIKIより引用。
イノダコーヒは「これからもお客様に愛され、地域に必要とされるお店作りを実現して参ります」、アント・キャピタルは「イノダコーヒの理念を継承しながら、更なる事業の成長と発展のサポートを積極的に行って参ります」とコメント
朝日Digital引用
独身の時、京都旅行でここに行きました。女性の多い店で、風情があり、とてもおしゃれだった記憶があります。この記事を見たときに、承継者不存在でファンドに株式譲渡したときいて、少し複雑な気持ちになりました。