事業承継⑨事例「シダックス」第三者事業承継を強引に進め創業家の怒りを買ったか?

2022年10月01日
TBS NEWS引用
TBS NEWS引用

若かりし頃、カラオケと言えばシダックスだった。時は経ち、久しぶりにシダックスの名前を聞きましたが、すでにカラオケ事業からは撤退しており、給食事業の会社としてTOBの真っ最中だったみたいです。

資本金107億8,100万円の巨大企業で、年間約1,300億円の売り上げがあります。(2020年3月期)何があったのでしょうか?

「TOB=株式公開買い付けに揺れる給食大手のシダックスで取締役会と創業家が対立している問題。シダックスは、混乱の原因の一つは創業家である社長の独断だと批判する一方で、今後については創業家との協議を再開する方針を示しました。

シダックスをめぐっては、食品宅配のオイシックスから来月5日を期限としたTOBを受けていて、この対応について取締役会と創業家が対立。シダックスに事業買収の提案を出していた外食大手のコロワイド社が「シダックス社の混乱」を理由に提案を撤回するなど異例の事態が続いています。」(TBSニュース引用)

取締役会と創業家が対立!つまり、創業家(株主)の意向を諮らずに取締役会がTOBに乗っかろうとしたが、創業家から物言いがついた形になったのでしょうか。この文面だけでは、詳しくわかりませんが、以前書いたブログで、同族会社経営では、ファミリーをないがしろにすると、大事な場面で造反が起こり、求心力が阻害され遠心力が働き、それぞれバラバラの意思で行動し始めると話をいたしました。(このブログはこちらから)

正にそれが起きたのかもしれません。

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