司法書士を目指されている方へ(各レベル別の直前期までの学習)

2024年01月07日

正月はゆっくり休めたでしょうか?さて、年が明けてからの司法書士試験攻略のために必要な進捗の度合いを初学者・複数年受験経験者・フェニックスの3つに分けて、直前期になる4月までにどのくらいまで仕上げればいいのかについてお話をしていきたいと思います。

目次

1.年明けから直前期前までの学習

2.初学者について

3.複数年受験生について

4.フェニックスルートを歩まれている方について

5.まとめ


1.年明けから直前期前までの学習

 12月にいくつかの予備校講師の動画を見て感じることなのですが、何を目標に学習するかで随分と意識が変わってくると思います。どうしても、発言内容について「責任」がかかってきますので、伝わりにくいかもしれません。それに加えて、合格を望む受験生の大半は、言葉通りの解釈にプラスアルファを加えがちです。このプラスアルファが、前向きな者であればいいのですが、現状の学習を緩めてしまう結果になるような考えに結びお付けているようでしたら要注意です。なぜなら、プレ直前期である1月から3月という期間は、今後直前期に回していくための要になる期間だからです。

 とはいえ、どのくらいまで行っていたら正解なのかを知りたがる方が多いと思いますが、正直言いますと、レベルにより異なります。なぜなら、「合格」と言っても、皆が同じような状態ではないからです。初学者は「足し算」方式での学習となりますし、ベテランの方は「ミスをなくす」方式になると思います。同じ学習でも少しニュアンスと、実際に行う中身が異なります。

2.初学者について

 初学者で、年内に主要4科目まである程度まとめられていればいいと思います。年明けからマイナーに取り組み、しっかりと学習していってください。「ええ!マイナーばっかりやってたら主要4科目忘れるんじゃないの?」とおっしゃる方がいらっしゃる方もいるかもしれませんが、ご心配なく。2か月以上放置した段階で、そのような知識も確実に忘れます。おそらく相当学習されていても、初学者の場合、これは仕方がないことだ取っ割り切ってください。「ふざけんな。それじゃ合格できないんじゃないの!」とおっしゃる方もいるかもしれませんが、今までの学習がどのくらいかにもよりますが、直前期学習で「思い出す」作業を徹底することにより、試験までに盤石ではないものの知識の定着をすることができます。人間は思い出すことによりその知識の定着率を約40%引き上げることができます。この部分の効率化により、年内学習に要した時間の4分の1から、多い人では10分の1まで短縮できます。一発合格する方の多くは、この状態で試験当日まで知識の定着率を稼いで当日発揮するケースが多いです。

3.複数年受験生について

 すでに何度か受験を経験した人たちは、初学者と同じ学習方法ではダメです。直前期の学習での習得が甘い方は特に、年明けから4月までに直前期に回して定着させるべき情報のとりまとめを昨年以上の量を目安に実施してください。目安がわからない方は、不得意論点を片っ端からつぶしていってください。この作業が甘いと、前年と同じ結果になってしまいます。いやだなと感じる範囲を徹底的につぶしていきましょう。

4.フェニックスルートを歩まれている方について

 あなたの知識量は半端ないですが、残念ながら使いこなすためには「思い出し」の作業が必要です。全体像はある程度見えていると思いますので、そこで癒着してしまっている個所、特に論点が似ていたり、今まで誤解して覚えて居た個所をできる限り「思い出し」を使って、個々のきっちりした知識に仕上げていってください。そして、答練問題などの模試を活用して、今のうちからどのペースが最適なのか、体を使って判断してみてください。そして、4月までにベストなペースが見つかれば、それに固定してその後の模試を挑んでみてください。4月からは、知識+ペース配分を体にしみこませて、本試験でどのタイミングでどこまで進んでいるのかの確認ができるようになるまでに仕上げてください。

5.まとめ

 初学者は水分を吸収するスポンジのごとく、積極的に分からない範囲の知識を吸収していってください。用意したスポンジはできるだけ大きいものでお願いします。

複数年受験生は、スポンジに吸収した知識が腐らないように、時々スポンジ内の整理をしていかないとだめです。また、過去の失敗から今のスポンジ量で足りているかどうかの判断もしてください。

そしてフェニックスルートを歩もうとしている方は、少なくとももう一つ同じ大きさのスポンジをご用意ください。キャパを増やし、その知識をもコントロールできるようになるまでレベルを高める学習を心掛けてください。

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