司法書士を目指されている方へ(本試験と模試の違いと攻略法)

2024年04月21日

直前期中盤に差し掛かってきておりますが、皆さま、学習の進捗の方はいかがでしょうか?今回は、予備校提供の模試を受けている方に向けての内容となります。他社の模試を受けてみる意義について、少しお話したいと思います。

目次

1.予備校模試について

2.他社の模試を受けてみることのメリット

3.まとめ


1.予備校模試について

 予備校の模試は、本試験の問題とは少し異なる点があります。当然、各予備校は、過去問題を研究して、かつ自社の予備校の講師人の方たちが監修して、模試は作られています。が、やはり同じ論点を出題しても、その表現方法や、キーワードとなる文言の表現の仕方が微妙に違います。

 学習内容を確認するために活用する場合、そこまで気にすることはないのでしょうが、特に、複数年受験をされている方の中に、その予備校の表現の仕方になれてしまっているケースが、しばしばみられます。この方の特長として、模試の成績と、本試験の成績との乖離が激しい方です。

 身に覚えのある方もいらっしゃるのではと思います。私も受験生の時に基準点越えを果たしたのちに、この状態になっていました。知識は付いているのですが、アウトプットの汎用性が乏しいがために実力が本試験で出せないといった状況です。非常にもったいないですよね。このような場合、他者の予備校の模試を受けてみることをお勧めしています。それも、受験会場で模試を受けられるものが望ましいです。仮に、受験会場が地元に無い方でも、予備校などの学習室を使い、本試験のタイムテーブルと同じように受講できる環境があれば、問題ないと思います。最近では、Youtube上に、本試験の雰囲気を出す動画が各予備校から提供されている場合もあります。内容としては、開始の合図と時計が表示される動画になります。私はイヤホンを使って(もちろん最初の合図と終わりの合図以外は、無音ですが)、模試を受けていました。

2.他社の模試を受けてみることのメリット

 他社の予備校も、本試験の表現とは微妙に異なると思います。「それじゃ、意味ないじゃん」と思われる方もいるかもしれません。しかし、少し考えてみてください。アウトプットの汎用性を少しでも改善するためには、自分の受けている予備校の模試の表現とは異なるアプローチで攻めてくる模試を受けてみたときに、いかに自分が今の予備校の模試の問題表現になれているか、身に染みてわかると思います。

 キーワードを別の事象のもののように置き換え、かく乱を狙ってきたりします。本試験の方が巧妙だったり、逆に意外と素直だったりと様々ですが、たくさん問題をこなしていくと、その違いに何となく気づくようになります。要は、論点の本質を見抜く力がついてきます。これが、アウトプットの汎用性を高める要因となると考えます。

3.まとめ

 各社模試は、基本過去問を参考にはしているものの、本試験とは異なります。しかし、模試は自身の学習の定着度合いを客観的に測る指標にはなりえます。ですが、1社のみの模試になれてしまっていると、どうしても実際の実力より高く点数が出てしまいますので、視点を変えたアプローチにも慣れるために他社の模試をいくつか受けてみることをお勧めいたします。

最新のブログ記事

令和6年6月19日(水)に「北野純一税理士事務所」内で開催されます「相続法律・税務無料相談会」が実施されます。相続前のご相談、相続発生後のご相談、どちらにも対応しております。

先日、令和6年5月3日の東京新聞に「ルシアンホールディングズの詐欺事件」にM&A仲介会社が深く関与していたとして、詳しく取り上げられていました。ルシアン側が買主となり、業績の悪い中小企業の買収をにおわせ、「企業再生するのが得意」と言いながら、企業のキャッシュを根こそぎ持っていきました。なぜ、このような事件が起こってしまったのか、現状のM&A仲介の背景や問題点について解説したいと思います。

相談の中に、「身元保証サポート」を家族の一人が利用したばかりに、おかしなことになっているというものがありました。以前、身元保証サポートの問題点として、「亡くなった後の遺産がサービス提供者へ渡っている」点をい適していましたが、今回は、ご家族がいるのに、何らかの原因で身元保証サポートを利用するとどのようなことが起こるのか、お話したいと思います。

熟慮期間(相続開始を知った時から原則3ヵ月以内)に相続人が相続放棄または限定承認の手続きをしなかった場合や、相続放棄後、相続人が相続財産の全部または一部を処分した場合などに、相続人が当然に相続を単純承認(被相続人の権利義務を無制限かつ無条件に承継)したものとみなされる制度となります。知らない間に、せっかく手続きをした相続放棄や限定承認が無駄になります。そうならないためにも、判例等の事例を解説いたします。

<