広島の4信金、事業承継支援の合同セミナー 個別相談も(日経新聞)

2022年11月09日

「広島県内の4信用金庫は、12月に事業承継に関する経営課題を持つ顧客向けのセミナーをオンラインで共同開催する。個別相談にも応じ、全国の信金のネットワークを通じてサポートする。4信金は2020年に事業承継の支援で提携を結んでおり、協力して地域の課題解決を目指す。

セミナーはオンラインで開催し、信金中央金庫の子会社の信金キャピタル(東京・中央)が講師を派遣する。同社は事業承継に関するコンサルティングや仲介業を手がけており、21年には広島市内に中国事務所を開設するなど中国地方での事業を強化している。セミナーでは事業承継のポイントや注意点を事例を交えながら解説する。

対象は4信金の顧客である中小企業や小規模事業者などで、定員は100人。事前申し込みが必要となっている。参加費は無料。セミナーの終了後には個別相談に応じる。希望があれば信金キャピタルのデータベースにある相手先候補を紹介する。

広島信金、呉信金、しまなみ信金、広島みどり信金の4信金は20年、事業承継の支援強化のため提携を結んだ。案件ごとに情報交換をするなど協力しており、今回のセミナーもこの取り組みの一環として開催する。」(日本経済新聞 令和4年11月8日記事引用)

香川県でも、私が信用金庫に努めている時(今から約15年前)から「ビジネスマッチング」などの取り組みをしていました。「2025年問題」も見据えた取り組みがさらに必要になってきそうですね。

問題は、経営者の皆様の「気づき」を提供できるかがカギになると思います。

また、広島信用金庫における具体的な取り組みの内容が「中國新聞」に掲載されていましたのでご紹介いたします。

「広島県内を中心に75店舗を構え、主に中小・零細企業やその従業員を対象にした融資、預金業務を担う。高齢化が進む中、近年は特に事業承継に力を入れている。2019年度には、社長が60歳以上の取引先約5千社に聞き取り調査し、結果を踏まえて後継者がいない事業者への意向確認を始めた。本年度中には終える予定だ。」(令和4年11月8日 中國新聞より引用)

2019年に取引先の企業の60歳以上の経営者から聞き取りを行い、後継者のいない経営者に対し事業承継の意向確認を実施しているというもの。年内終了予定なので、約3年かけていますね。

先月、徳島でも同様の取り組みの紹介がされていました。今後、こういった取り組みは拡大していくと思われます。

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