相続法律・税務無料相談会のご案内
令和7年5月14日(水)に「北野純一税理士事務所」内で開催されます「相続法律・税務無料相談会」が実施されます。相続前のご相談、相続発生後のご相談、どちらにも対応しております。
本日、私の携帯にSMSメッセージが届きました。内容は、簡単なアルバイトで毎日6千円から1万2千円を稼ぐことができるそうです。外出不要でコミッションを稼ぐことで報酬が得られるというもの。怪しさ満点のメッセージでした。そこで、気になったのが、このようなSMS詐欺の動向。調べると2020年から2022年までのまとめたものがありましたのでお話をしたいと思います。
目次
1.きっかけのSMSメッセージ
2.世界の詐欺レポート2022年(2023年3月31日whoscall株式会社)
3.まとめ
1.きっかけのSMSメッセージ
(写真)
2万円以上の金額ではなく、なんとなく働けば一日で稼げるような金額設定にしている点が、胡散臭さを醸し出していますよね。SMSメッセージを使った一種のフィッシング詐欺のことを「スミッシング」と呼ぶみたいですね。コロナ中は運送会社の宅配を装ったSMSなんかもよく来ていましたね。この時は、呼び込むサイトのサーバーがどの国にあるのか調査したことがありました。Ducksdnsという台湾のDNSを使い、自身の作成した詐欺サーバーに誘導して個人情報などを抜き取る仕組みをとっていました。
※司法書士になる前には、大手IT企業でネットワークエンジニアをしていましたから、特定はお手の物ですよ。
2.世界の詐欺レポート2022年(2023年3月31日whoscall株式会社)
「(世界で4億件以上の詐欺電話・SMSが横行!
さらにSMSが詐欺事件の"最初の接触"として使用される傾向も判明)
新型コロナウイルスの流行によりオンラインサービスがさらに普及して以来、詐欺行為は2年以上にわたり各国で加速しています。Whoscallは、世界のユーザーを対象に2022年の詐欺電話・SMSを調査したところ、4億540万件以上に上りました。前年比13%減となりましたが、詐欺件数はパンデミック以前よりも圧倒的に多い結果となり、重要な問題であることを示唆しています。
さらに今回の調査では、詐欺師は普及率が高くコストが低いSMSを優先的に使用するため、詐欺事件における「最初の接触」の76%をSMSが占め、これまでで最も高い数値となりました。また国別で比較すると、日本では95%、台湾、韓国、マレーシアでは80%以上の詐欺事件がSMSを通して発生し、日本では他国と比べ、圧倒的に詐欺SMSの割合が高いことがわかりました。
また、詐欺SMS以外にも、詐欺電話の手口である「ワン切り詐欺」携帯電話を1回だけコールして着信履歴を残すワン切りの電話をかけ、折り返しかけてきた電話を有料サービスへ接続して高額な料金を請求する詐欺)が横行しています。Whoscallは台湾で、前年比3倍の件数となる年間最大46万件のワン切り詐欺電話をブロックしました。またVoIPシステム(インターネット回線を利用して音声データを送受信する技術)を使った詐欺電話は、書店や社会福祉団体を装うものが多いこともわかりました。また日本においては、スリランカからの「ワン切り詐欺電話」を検知しました。このような、海外からのワン切り着信は「国際ワン切り詐欺」と呼ばれています。万が一折り返してしまった場合、高額な通話料金が請求されるほか、詐欺の「カモリスト」に載せられてしまい、新たな詐欺ターゲットになってしまう可能性があるので注意が必要。また、万が一電話に出てしまった場合は、すぐに電話を切ることをお勧めします。
(個人情報漏えいにおいて、日本で最も流出した情報は
名前、ログインパスワード、電話番号であることが判明)
個人情報保護法は、氏名、生年月日、指紋、性生活、医療歴、犯罪歴など、直接または間接的に特定可能な個人情報を保護する法律です。しかし、官公庁や民間企業で保管されている個人情報は、管理が行き届かず、第三者がアクセスすることで流出することがあります。Whoscallを開発するGogolook(本社・台湾)では、各国の市場で、どのような個人情報の漏えいが多いかを調べ、情報漏えいのリスクに注意を払うように促しています。
日本と韓国では上位3項目が、名前、ログインパスワード、電話番号です。4位から8位は、国籍、メールアドレス、住所、誕生日、ID番号となり同順です。また台湾、タイ、マレーシアでは、上位にログインパスワード、電話番号、氏名が占めており、4位から8位は、国、住所、誕生日、Emailがそれぞれ3つの国で順番が若干異なっています。
流出した情報は、それぞれ異なる"リスクシナリオ"(起こりうるリスク)につながります。例えば、パスワードが流出した後、オンラインバンキングやソーシャルネットワークのアカウントが盗まれることがあります。また詐欺師が、名前、電話番号のほか、支払いや買い物の記録にアクセスすると、簡単に電話やSMSによる詐欺を開始することができます。さらに名前や住所が流出すると「到着時に代引きで支払いを要求される身に覚えのない荷物」が届く可能性があります。
(各国別の漏洩した情報順位)
」(引用終わり)
3.まとめ
SMSメッセージを使った詐欺を防止するには、登録された連絡先以外からのメッセージに貼られたリンク(HPなどを表示させるアドレス)をクリックしたり、その電話番号には絶対に返信しないことが重要です。どうしても興味を持ってしまいますが、何もしないのが一番の対策です。特に電話番号に「+○〇」と数字が記載されている電話番号は、国番号が指定されているというもので、外国からのメッセージです。怪しいと思ってください。
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