相続の相談でいちばん多い失敗は、
「税理士に行ったら登記の話ができず、司法書士に行ったら税金が分からない」ことです。
あなたの家計は止まる?― 親の認知症で口座が凍結されるかどうかが分かるリスク診断

「うちは大丈夫だと思う」
そう思っていたご家族ほど、実際に口座が止まったときに大混乱になります。
認知症による口座凍結は、お金があるかどうかではなく、"準備があるかどうか"で決まります。
ここでは、あなたのご家庭が危険な状態かどうかを、簡単な診断で確認してみてください。
目次
- 口座凍結リスク診断(YES/NO)
- 危険ゾーンに入っている家庭の特徴
- 実務で実際に起きた「止まった家計」
- 今すぐできる現実的な応急対策
- やってはいけない危険な対応
- 制度対策と実務対策の組み合わせ
- 認知症前後でできることの違い
- よくある質問(FAQ)
1. 口座凍結リスク診断(YES/NO)

以下に YES が3つ以上 あれば要注意です。
□ 親の通帳やネットバンキングを、子が把握していない
□ 暗証番号を親しか知らない
□ 介護費や施設費の引き落としが親名義の口座
□ 年金が親の口座にしか入らない
□ 定期預金が多く、普通預金が少ない
□ クレジットカードが親名義
□ 代理カードを作っていない
YESが多いほど、**「口座が止まった瞬間に何もできなくなる家」**です。
2. 危険ゾーンに入っている家庭の特徴
特に多いのが、
「お金は親が管理、実務は子がやっているつもり」
という状態です。
このパターンは、認知症になると一瞬で破綻します。
3. 実務で実際に起きた「止まった家計」

・施設からの請求が払えない
・クレジットカード停止
・年金が引き出せない
・定期預金が解約できない
結果、子どもが毎月数十万円立て替える生活が始まります。
4. 今すぐできる現実的な応急対策

司法書士の現場では、以下を必ず確認します。
① 代理カードの発行
元気なうちに、銀行で「家族用の代理カード」を作る。
② 暗証番号と口座情報の共有
メモではなく、家族で管理。
③ 定期預金を普通預金に移す
定期預金は凍結後は解約不能。
普通預金ならカードで引き出せます。
④ 引き落とし口座の整理
介護費・光熱費・保険を一つの口座に集約。
※ これらは**制度対策の前の"最低限の命綱"**です。認知症になってしまった場合、ご本人が窓口に行かないと金融機関は対応できませんので、元気なうちに対策をしておきましょう。
5. やってはいけない危険な対応
・勝手にATMで引き出す
・家族が通帳を管理するだけ
→ 後で「使い込み」と疑われる原因になります。
6. 制度対策と実務対策の組み合わせ
本当に強い対策は、
家族信託・任意後見 + 上記の実務対策
をセットで行うことです。
7. 認知症前後でできることの違い

タイミング できること
認知症前 信託・任意後見・口座設計
認知症後 成年後見のみ
「あとで考える」は、ほぼ確実に手遅れになります。
8. よくある質問(FAQ)

Q. 暗証番号を知っていれば大丈夫?
A. 銀行が認知症を把握すればカードは無効です。
Q. 定期預金はなぜ危険?
A. 本人しか解約できないからです。
Q. 応急対策だけで足りる?
A. いいえ。制度設計とセットで初めて意味があります。
(無料相談会のご案内)
生前対策・相続対策に関する無料相談は随時受付中です(完全予約制)。
📞 電話予約:087-873-2653

🌐 お問い合わせフォームはこちら
📆 土日祝も可能な限り対応いたします。
また、相続税対策・登記相談も含めた無料相談会も開催中です:

・第3水曜開催:087-813-8686(要予約)


最新のブログ記事
暦年贈与と相続時精算課税の違い — 賢く使い分ける生前贈与の基本 —
です。使い方を誤ると、贈与税負担が増えたり、相続との整合性が崩れることもあります。
まずは両者の違いを押さえ、計画的に活用しましょう。
生前贈与の基本|使える制度まとめ — 節税と円滑な財産承継の第一歩 —
✔ 相続税負担を軽減
✔ 家族間トラブルを未然に防ぐ
✔ 財産管理を柔軟に設計
法定相続分の誤解|“平等”が争いを生む理由と本当の公平設計
結論:法定相続分は"形式的な平等"にすぎません。
家族の現実を無視した平等は、かえって不公平を生みます。



