あなたの知識量は半端ないですが、残念ながら使いこなすためには「思い出し」の作業が必要です。全体像はある程度見えていると思いますので、そこで癒着してしまっている個所、特に論点が似ていたり、今まで誤解して覚えて居た個所をできる限り「思い出し」を使って、個々のきっちりした知識に仕上げていってください。そして、答練問題などの模試を活用して、今のうちからどのペースが最適なのか、体を使って判断してみてください。そして、4月までにベストなペースが見つかれば、それに固定してその後の模試を挑んでみてください。4月からは、知識+ペース配分を体にしみこませて、本試験でどのタイミングでどこまで進んでいるのかの確認ができるようになるまでに仕上げてください。
5.まとめ
初学者は水分を吸収するスポンジのごとく、積極的に分からない範囲の知識を吸収していってください。用意したスポンジはできるだけ大きいものでお願いします。
複数年受験生は、スポンジに吸収した知識が腐らないように、時々スポンジ内の整理をしていかないとだめです。また、過去の失敗から今のスポンジ量で足りているかどうかの判断もしてください。
そしてフェニックスルートを歩もうとしている方は、少なくとももう一つ同じ大きさのスポンジをご用意ください。キャパを増やし、その知識をもコントロールできるようになるまでレベルを高める学習を心掛けてください。