表から見ますと6か月以内に終了するのは、30%となっており、1年以上かかるのが36%にも上っています。
3.遺産分割事件に発展させないためにできること
遺産分割事件は、事件に発展してしまった場合、親族関係は崩壊します。ですので、遺産分割事件に発展させないためにも、事前のコミュニケーションや生前の対策が有効になってきます。
アイリスでは、「遺言書+遺留分の生前対策」をお勧めしております。
遺言書を作成していても、帰属先は遺言書の効力発生時に定まりますが、その後に「遺留分」の問題が発生する可能性があります。そこで、生前の遺留分対策をしておくことで、相続人間に不公平感が出ないようにしておく手法です。
しかし、家族間の事前のコミュニケーションが一番であることには変わりありません。
4.起こった場合に備えての具体的な対策
遺言書作成については、「近所の人で、遺言書でもめた人を知っている。」という話をよく聞きます。しかし、遺言書がない場合、もっともめます。つまり、遺言書作成をしていてももめることもありますが、作成していないせいでもっともめるケースが、裁判所のデータが物語っています。何もしないことは、遺産分割でもめてしまうきっかけになる可能性が高いということです。「遺言書+遺留分の生前対策」については、法律・税務の双方で検討しなければならない項目がたくさんありますので、アイリスでは「ワンストップ対応」で、月1度開催されます無料相談会への参加をお勧めしております。
5.まとめ
いったん、遺産分割事件が発生した場合、もう後戻りはできません。また、「うちは財産少ないからもめないよ」という言葉は、裁判所の統計からみても、あまり根拠がないことがわかると思います。
アイリスでは、相続関連の法律相談を無料で実施しております。ぜひご活用ください。