相続法律・税務無料相談会のご案内
令和7年5月14日(水)に「北野純一税理士事務所」内で開催されます「相続法律・税務無料相談会」が実施されます。相続前のご相談、相続発生後のご相談、どちらにも対応しております。
とある動画で「日本のしょぼい給料でマルチタスクを求めすぎ」という内容で話をされている方がいました。少し前の話になるのですが、私の妻のパート先での出来事を基に少し話をしてみたいと思います。
目次
1.日本のしょぼい給料でマルチタスク求めすぎ?
2.外国人である妻の奮闘記
3.私も受験生時代は・・・
4.まとめ
1.日本のしょぼい給料でマルチタスク求めすぎ?
とある配信者の動画で、「日本のしょぼい給料でどんだけマルチタスク要求するんだ」という投稿に対して、話をしていました。
(投稿)「コミュ力低い人、無能な人だって、他の社員に迷惑かけるために会社に応募しているわけではない。いくら社会不適合者でも、障害持ちでも食べないと生きていけない。生活費を稼がないといけないから,腫れ物扱いされたり、クビになりながらも必死に職を探し続けるのだよ。」
(配信者)彼に肩を貸すわけではないが、基本的なアメリカの職場ではソロプレイが多いので、シングルタスクで作業をする傾向が強く、能力に応じて仕事ができている。しかし、日本では、最低時給ですら、どんだけ求めてくるんだよというくらいマルチタスクを求める。これって日本人が無能なのではなく、日本の体質がおかしいんですね。おかしいっていうのは何かと比べておかしいと感じることじゃないですか。ふつう最低時給近くで人を雇ったら、マルチタスクなんてさせないです。でもさせるしかない現状。そりゃADHDとか境界性知能とか話題にもなりますよね。」(@r_no_piero動画引用)
私見にはなりますが、彼の言っていることは、非常に正しいと思います。でも、日本は昔からそうだったのかというと、そうではなかったと思います。金融機関に中間管理職として勤めている時に、非正規職員で全く指示に従わず、自分のやり方で仕事をする方がいました。その方を正職にする話が出ましたので、今までの内容を上司に告げると、「分かっているが、彼一人ぐらい支えてやればいいじゃないか。」と言っていました。しかし、結局、正職になった後、そのルールになじめず、問題を起こしすぎ、自分でやめていきました。非正規ならもっと長く勤められたかもしれませんね。15年ほど前の話です。まだ今よりはゆとりがあったのかもしれませんね。
2.外国人である妻の奮闘記
結婚してから数年後、日本語にも慣れてきて、どうしても外で働きたいと言ってきたので、妻が持ってくる求人票を見ながらサポートし、とあるスーパーのパートに就職しました。初めてのアルバイトは、地元の大手うどん屋で、サンポートにも店を構えていたことがある会社でしたが、社員の方が先に休憩を取り、朝から夜10時まで休憩なしで妻を働かせました。はっきり言って奴隷労働ですよね。隣にある労働基準局に行こうとまで言いましたが、彼女は拒否してその1日でやめました。
次は、全国チェーンのスーパーでした。ここは、9時出勤なのに、7時に出勤するように強要してきました。誰が言っているのかを聞くと、同じ職場の同じパートだと言います。そこで、店長はどういっているのかを聞くと、9時に出勤するようにと言っていると言っていました。しかし、そのパートの方を注意するでもなく、放置しておいて、自身は責任を逃れるために9時出勤しろと言ったという証拠づくりに専念している様子でした。しかし、管理監督責任からは逃げられませんよね。こんなしょうもないところは続ける意味がない旨伝え、労働基準局に行くようにアドバイスしましたが、かたくなに労働基準局への相談をなぜか拒み続けました。
結局そこもやめて、異なる全国チェーンのスーパーで働き始めましたが、そこは、もともと地元のスーパーを身売りしたスーパーでしたので、結構おかしな話を聞きました。それは、大手傘下に入る直前の時期に、部長と呼ばれる方が現場の会議室に現れて「今後、報告は、パワーポイントで作成してください。」と言ったそうです。周りのパートは、妻がパソコンが使えることを知っていたので仕事を押し付けてきましたが、そもそも、パソコンができるスキルがあるなら、最低賃金ぎりぎりのパートなんかやんないよ、って言ってやればよかったのにと私は言いました。妻は、外国人で日本語が良くないから、今の現場に甘んじているのに、それ以上の能力を要求するなら、もっと時給上げろと言ってやれとまで言いました。本部の人間がわざわざ、生産性の全くないことを現場に強いて、売上上げろと言っているのですから、ポンコツなのは現場の人たちではなく、この部長だろと思いました。
3.私も受験生時代は・・・
司法書士の試験勉強をしていると、自分との勝負を24時間365日強いられることになり、外界との接触が極端に減ってきます。はじめのうちはいいのですが、さすがに数年たってくると精神状態がおかしくなってきます。そこで、妻からの要望もあり、アルバイトを探すことにしました。
時給うんぬんより、人と接する業種で、近くにあることを条件として探しました。コンビニのアルバイトは、落とされました。最低賃金並みの時給で「店長の仕事もやってほしい」と言われましたので、「えっ、この時給で店長の仕事までやらないとだめなんですか?」と聞き返したからだと思います。まあ、落とされてよかったと思います。だって、お金が目的じゃないわけですから。そのあとに、塾講師のアルバイトをすることになりました。
4.まとめ(会社の辞め方についても触れています)
今まで、自分が所属していた組織の内情しかわかりませんでしたが、結婚し妻の就職先の内情なんかもわかるようになってきて、最低賃金付近での仕事について、その内情がわかると、そりゃ病む人増えますよね、と感じてしまいました。
もちろん、人が働くという場合には、やはりお金を稼ぐという目的があると思います。司法書士の受験生だった時の私と比べると、気持ち的にも切羽詰まっているものと考えます。
しかし、一度就職してしまうと、なかなか辞めれませんよね。辞めようとしても執拗に引き留め工作を仕掛けてくる会社もあるのではないでしょうか。その時点になって、昇進や昇給をする会社って、今までどう考えていたんだろうと思って、逆に不信感さえ生まれます。少し、会社の辞め方について触れます。
民法では、従業員は退職を希望する2週間前までに会社に申し出ることで、退職理由に関係なくいつでも自由に退職できると定められています。しかしながら、2週間前に申し出れば全てのケースが認められるわけではなく、引継ぎをせずに退職するなど、会社に損失を与えた場合は損害賠償請求が可能となります。とありますが、実際こちらが、引継ぎの準備をして申し出ているのに、会社側がなかなか応じずに結局引継ぎができなかった場合にも適用されるのかというと、そんなことはないと思います。しかし、「証拠」は残すようにしておいてくださいね。「そんな申し出受けていない」と主張されてしまいますから。そして、内容証明郵便で、いつのタイミングで退職し、いつから有給消化に入り、いつ引継ぎの申し出をしたのかを書いた書類を送りましょう。私も最後に所属した会社にこの手法を使いました。「高松を歩けなくしてやる」とまで言われましたので、その旨すぐに労基に相談し第三者の証拠を残し、その旨も含めて内容証明郵便で送りました。
退職を妨害する行為は、憲法で国民に保障されている「職業選択の自由」を奪う行為なのですからね。退職代行サービスなんかもあると思うのですが、安価に済ませたいのであれば、内容証明郵便を使ってみてはいかがでしょうか?
普通、人間壊れる前に休みますが、日本の社会を見てみますと壊れてから離脱しているんですよね。私も経験ありますが・・・・。自分の身は自分で守らなければ、だれも守ってくれませんからね。
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