アイリスだより

近時の法改正情報等

アイリスだより

 はじめまして。アイリス国際司法書士・行政書士事務所の代表、司法書士の橋本大輔です。

 当事務所は、「わかりやすく、誠実に、そして親身に」をモットーに、相続・遺言・家族信託・生前対策などの"人生の大切な節目"をサポートする法律実務を行っております。

 私はこの分野において、「依頼者の不安を取り除くこと」が何よりも大切だと考えており、その一環として、2022年より相続や登記に関する情報を毎日のようにブログで発信してきました。法律はどうしても専門的で難解になりがちですが、それを生活者の視点から"翻訳"してお届けするのが、私の役割の一つだと考えています。

 このブログは、私自身が企画・執筆・運営すべてを行っており、机上の知識ではなく、日々の現場で感じたことや実際の相談事例(守秘義務に配慮のうえ)を通じて得られた"生の情報"をもとに書いています。AI全盛の時代前から、毎日更新で皆様に配信してきました。

 どんなに小さなお悩みでも、お一人で抱え込まず、お気軽にご相談ください。皆さまの未来が少しでも安心できるものになるよう、全力でお手伝いいたします。

令和7年9月17日(水)に「北野純一税理士事務所」内で開催されます「相続法律・税務無料相談会」が実施されます。相続前のご相談、相続発生後のご相談、どちらにも対応しております。

「自分には才能がないから」「うまくできなかったから諦めた」――そんな言葉を耳にしたことはありませんか?
現代では、何かを始めてもすぐに結果を求められる風潮が強く、「できるか・できないか」で自己評価してしまいがちです。しかし、人生をより良く変えていくために必要なのは、"できる自分"ではなく"続ける自分"です。

相続登記や遺産分割協議など、相続に関する法律手続きは複雑で、一般の方にはわかりづらい部分が多々あります。そこで活用されるのが「相続の法律無料相談会」。しかし実際の現場では、残念ながら相談者の姿勢によっては、有効なアドバイスができずに終わってしまうケースも少なくありません。本記事では、司法書士として実際に受けた"答えようのない相談"を例に挙げながら、無料相談を有意義に活用するためのマナーと心構えについて解説します。

相続が発生したとき、相続人が直面する重要な選択肢の一つが「限定承認」です。限定承認は、被相続人の財産と債務を相殺し、プラスの財産の範囲内でのみ債務を引き継ぐ制度であり、特に債務超過の可能性がある相続においては非常に有効です。しかし実際には、家庭裁判所の統計を見ると、限定承認の申述件数は相続放棄と比べて圧倒的に少なく、2022年には1,000件未満とごくわずかでした。本記事では、なぜ限定承認がここまで利用されていないのか、その背景や制度的な課題について深掘りし、相続における選択肢として本当に有効活用できるのかを考察します。

「いつか独立したい」「いつか好きな場所で暮らしたい」「いつか自分のやりたいことを仕事にしたい」――そんなふうに、ぼんやりと夢や理想を抱いている人は多いかもしれません。でも、"いつか"という言葉は、気づかないうちに「現状維持」を正当化する罠になってしまいます。

「人生が動かない」「現状を変えたいけど何をすればいいか分からない」と感じている人は少なくありません。その背景には、"正解を探しすぎる思考"があることが多いのです。正解を探すこと自体は悪いことではありませんが、それが過剰になると、行動のハードルを自ら高くしてしまい、一歩を踏み出せなくなってしまいます。本記事では、「正解探し」を手放すことの意味と、その代わりに取り入れたい"人生を前に進める小さな実験思考"について解説します。人生を変えたい、現状を突破したいと感じている方に向けた第一歩として、ぜひ参考にしてください。

相続放棄を考えている方にとって最も気になるのが「いつまでに手続きをすればいいのか」「自分のケースでも放棄が可能なのか」という点ではないでしょうか。
特に、「相続開始から3か月」という期間制限に関しては多くの誤解があり、「過ぎてしまったら絶対に相続放棄できない」と思い込んでしまう方も少なくありません。