アイリスだより

近時の法改正情報等

アイリスだより

 はじめまして。アイリス国際司法書士・行政書士事務所の代表、司法書士の橋本大輔です。

 当事務所は、「わかりやすく、誠実に、そして親身に」をモットーに、相続・遺言・家族信託・生前対策などの"人生の大切な節目"をサポートする法律実務を行っております。

 私はこの分野において、「依頼者の不安を取り除くこと」が何よりも大切だと考えており、その一環として、2022年より相続や登記に関する情報を毎日のようにブログで発信してきました。法律はどうしても専門的で難解になりがちですが、それを生活者の視点から"翻訳"してお届けするのが、私の役割の一つだと考えています。

 このブログは、私自身が企画・執筆・運営すべてを行っており、机上の知識ではなく、日々の現場で感じたことや実際の相談事例(守秘義務に配慮のうえ)を通じて得られた"生の情報"をもとに書いています。AI全盛の時代前から、毎日更新で皆様に配信してきました。

 どんなに小さなお悩みでも、お一人で抱え込まず、お気軽にご相談ください。皆さまの未来が少しでも安心できるものになるよう、全力でお手伝いいたします。

ご相談時に、被相続人(亡くなった方)に、借金がたくさんあった場合、相続放棄の検討をしていただいております。借金の額にもよるのですが、相続放棄をした場合、相続財産を承継することはできなくなる(相続人ではなくなるため)ので、慎重にご検討いただいております。相続放棄の要件などを解説していきます。

いままで、広告の営業を数多く受けました。スルーするものや、話を聞いて「ン?」と思うような内容が多かったので、自分で令和5年3月から本格的にホームページの上位表示対策の戦略を立てて、分析をしていきました。まだ、集客に不安がある状態では、盲目の状態で話を聞いていると、さも素晴らしい世界がインターネットに広がっているように見えるかもしれませんが、現実はそんなもんじゃないです。

認知症対策として、「任意後見契約」と「家族信託契約」があります。先の家族信託万能論の罠でも解説している通り、同じ「財産管理」であっても、その内容は大きく異なります。こんな筈ではなかったとならないために、比較解説していきます。

成年後見制度と任意後見制度について、いったい何が違うのでしょうか。大きな違いは、任意後見は公正証書による契約書で行うところ、成年後見は家庭裁判所に対して申し立てを行い選任手続きをするものです。契約をするには、意思能力が必要ですが、すでに意思能力が低下している状態では、成年後見一択となってしまいます。

最近、お問い合わせの多い法定後見人の選任の申し立てについて解説いたします。任意後見とは異なりあらかじめ公正証書による契約で行うのではなく、ご本人に後見が必要となった場合、家庭裁判所への申し立てにより手続きを行うこととなります。

WEB集客の盲点

2023年09月22日

N社から電話がありました。それは、会社の福利厚生の一環で先生に遺言業務を担当していただきたい。」というもの。しかしよくよく話を聞くと、自分の会社ではなく、そういったサービスを売りにして集客をする営業でした。

それでは、相続が発生し、死亡保険金が受取人によって受け取られたときに、それは相続財産として遺産に含むものなのでしょうか。法律面と税制面の両面から解説していきます。

今まで遺産分割時の相続分の修正として、特別受益についてお話をしてきましたが、今回は寄与分・特別寄与料について解説いたします。こちらも、遺産分割を公平にするための規定です。算出方法については、特別受益と比較してお話をいたします。

先日、受任した相続登記で、登記簿の地目が「田」で、固定資産税評価証明書の記載では「田 現況宅地」となっている土地の手続きをいたしました。通常、農地関連は農地法3条の3の届出が必要となりますが、今回の場合はどのように手続きをすればいいのでしょうか。

遺産分割をする際に、遺産の範囲を定める必要性があります。その時、生前に贈与を受けていた場合、その期間によっては遺産に含めるといった基準が存在します。また、被相続人の財産の維持または増加につき特別の寄与をした共同相続人には寄与分が認められています。これら規定は、公平に遺産を分割するための基準となります。今回は、特別受益(生前贈与など)について解説いたします。

遺産分割前に共同相続人の一人が、遺産の一部を使ってし待った場合の取り扱いはどのようになるのでしょうか。長男が両親と同居しており、次男が帰省の際に目にしていた財産が、遺産分割の時に亡くなっていた、なんて場合がこれにあたると思います。遺産分割協議の時にもめる原因ともなりますので、その取扱いについて解説したいと思います。

私が受験生時代にやっていた学習方法の一つが、自分で理解できていない範囲の穴埋め問題を作り、ルーティーン学習に組み込んでいました。予備校の模試や過去問の下の余白に、関連する条文や解説を穴埋め形式で書いておき、問題を解いた後についでにキーワードとなる用語を実際に書いていました。答えは裏の余白に書いておき、正確に用語を覚えているのかを毎回確認していました。先日、ホリエモンちゃんねるで高度な脳機能をAIに理解させるために、大量の穴埋め問題を学習させることで、飛躍的に賢くなり、入れるデータの桁数を増やすことで、指数関数的に賢くなったそうです。この辺りを一般的な学習方法として取り入れればと思い、解説していきたいと思います。