相続法律・税務無料相談会のご案内
令和7年12月17日(水)に「北野純一税理士事務所」内で開催されます「相続法律・税務無料相談会」が実施されます。相続前のご相談、相続発生後のご相談、どちらにも対応しております。

相続登記や遺産分割協議など、相続に関する法律手続きは複雑で、一般の方にはわかりづらい部分が多々あります。そこで活用されるのが「相続の法律無料相談会」。しかし実際の現場では、残念ながら相談者の姿勢によっては、有効なアドバイスができずに終わってしまうケースも少なくありません。本記事では、司法書士として実際に受けた"答えようのない相談"を例に挙げながら、無料相談を有意義に活用するためのマナーと心構えについて解説します。
目次
1. 「とっちめてほしい」という依頼は誰にすべきか

無料相談会ではときどき、「相手が許せないので、あなたから言ってやってください」といったご相談を受けることがあります。しかし、これは司法書士の業務範囲外です。司法書士は「争いのない手続き」に関する専門家であり、相手方との交渉や代理行為を行うことはできません。
※「とっちめる」というのは暴力は含みません。あくまで話し合いということになります。
特に相続登記については「すでに協議が整っている状態」で初めて司法書士が代理できるもので、そこで双方代理が認められているのも"争いがないから"にほかなりません。相手と対立する行為は、弁護士に依頼すべき内容です。このあたりを混同される方が多いのが現状です。
2. アドバイスを受け入れたくない相談者

「今、困っていることがある」と話されながら、こちらが「ではこうしてみてはどうですか?」と提案すると、「それはできません」「そういうのは嫌です」とすぐに否定される方もいます。
現状を変えたいからこそ相談に来ていただいたはずなのに、現状を変える行動を拒む姿勢では、どんなに専門家が力を尽くしても前に進めません。
もちろん、すべての提案を受け入れる必要はありません。しかし「変えたくない」なら、現状維持によって生じるデメリットも受け入れる覚悟が必要なのです。
3. 情報を出し渋る相談者

相続の相談では、家族関係や財産の状況など、かなりプライベートな情報が必要になります。司法書士には守秘義務があるため、知り得た情報を外部に漏らすことは絶対にありません。
それでも、「これ以上は話したくない」「そこは伏せておきたい」と言われてしまうと、適切なアドバイスができなくなります。
相談会の冒頭では必ず守秘義務の説明をしていますが、警戒心からか、どうしても情報を出せない方も一定数いらっしゃいます。気持ちはわかりますが、「情報なくして解決なし」です。信頼関係の第一歩は、必要な情報を開示することから始まります。
4. 気づけば"人生相談"になっているケース
「何か法律的なことかもしれない」と思って相談に来られたものの、話を聞いていくと実は法律では解決できない"人生相談"だった、というケースもあります。
たとえば、「相続で兄弟と仲が悪くなったが、どうしたら仲直りできるか」「亡くなった親が不公平な遺言を残したが、どう気持ちに整理をつければいいか」など、法律で割り切れない問題も多々あります。
司法書士としては、共感はできますが、それに対する「解決策」は提示できません。こうした内容は、カウンセラーや信頼できる第三者に相談するほうが有益です。
5. 無料相談を有意義にするためのポイント

無料相談会を有効活用するには、相談者にも守ってほしいマナーと心構えがあります。
6. おわりに:相談する前に心がけてほしいこと
無料相談会は、限られた時間の中で最大限の助言を行う場です。もちろん、相談者の悩みは千差万別であり、複雑な背景があることも十分承知しています。
だからこそ、相談者の側にも「自分の悩みを解決するために、何ができるか」を考え、準備をしてきていただけると、我々専門家もより的確な対応ができるのです。
いくら無料だからといって横柄な態度で臨めば、信頼関係は築けません。相談に乗る側も一人の人間です。「この人のために力になりたい」と思えるような関係を築けるかどうかが、相談の質を左右します。

令和7年12月17日(水)に「北野純一税理士事務所」内で開催されます「相続法律・税務無料相談会」が実施されます。相続前のご相談、相続発生後のご相談、どちらにも対応しております。
ある日、「数十年前に亡くなった父の農地を売却したのですが、売却代金を相続人でどう分ければいいでしょうか」というご相談を受けました。
一見すると単純な"お金の分け方"の話のように見えますが、実際には相続登記の内容や経緯、関係者の事情など、複雑な背景が潜んでいました。
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