- 財産の棚卸し(家・土地・預金・保険)
- 意思の見える化(遺言書・エンディングノート・医療介護方針)
- 実務が滞らない仕組み作り(家族信託・任意後見・代理権)
これは、司法書士として10年以上生前対策を扱ってきた経験から、「最も短く、最も効果が出る順番」で整理したものです。
3.【最短で完了】坂出市のための生前対策"3ステップ"
ステップ1.財産と情報の棚卸し
まず整理するのは以下の項目です:
- 不動産(実家・畑・山林・貸家)
- 預貯金、多銀行口座
- 保険(死亡保険・医療保険)
- 年金情報
- 相続人関係(推定相続人)
- デジタル資産(ネット銀行・ポイント等)
坂出市では「農地・山林の名義のまま放置」が多いため、
固定資産税の番号・地番 の控えを必ず入れておきましょう。
ステップ2.意思の見える化
意思が明確でなければ、相続人同士の意見が割れます。
最低限そろえてほしいもの:
- 遺言書(公正証書が最も安全)
- エンディングノート
- 医療・介護の希望
- 葬儀・納骨の希望
特に坂出市では
「長男は県外、次男が近くに住む」
というケースが多く、役割分担の明確化が争いを防ぎます。
ステップ3.実務が止まらない仕組み作り(家族信託・任意後見)
判断能力が落ちた瞬間に、
- 不動産売却
- 預金引き出し
- 介護施設の契約
などが家族ではできなくなります。
これを防ぐ仕組みが次です:
● 家族信託:財産管理のバトンタッチが可能
● 任意後見契約:将来の判断力低下に備える契約
この2つを組み合わせると、坂出市で多い
「施設費用の支払いが滞る問題」などの財産管理について防ぐことができます。
4.坂出市民のための"生前対策チェックリスト"