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介護を誰が担うのか|「誰かがやる」では必ず揉めます~家族で今から話し合いたい介護と認知症への備え~

「介護は、まだ先の話だから。」
そう考えている方は少なくありません。
しかし、介護は家族が準備できたタイミングで始まるわけではありません。
転倒や病気、脳梗塞、認知症などをきっかけに、ある日突然始まることもあります。
そして、その時によく聞かれるのが、「誰が介護をするのか決まっていなかった」という言葉です。
介護は一人で抱えるものではありません。
家族全員で考え、役割を話し合っておくことが、将来の安心につながります。
今回は、介護と認知症への備えについて、「未来設計」という視点から考えてみましょう。
目次
- 介護はある日突然始まる
- 「誰が介護をするのか」を決めていますか
- 在宅介護と施設介護、それぞれの選択肢
- 介護にかかるお金について考える
- 認知症になる前だからできる備え
- 任意後見・家族信託という選択肢
- まとめ
1.介護はある日突然始まる

「まだ元気だから大丈夫。」
そう思っていた親御さんが、転倒による骨折や病気をきっかけに、突然介護が必要になることがあります。
また、認知症も少しずつ進行するため、家族が気付いたときには、すでに財産管理や契約が難しくなっているケースも少なくありません。
介護は「その時が来たら考えよう」では間に合わないことがあります。
だからこそ、元気な今だからこそ話し合えることがたくさんあります。
2.「誰が介護をするのか」を決めていますか

介護の場面でよくあるのが、「誰かがやってくれるだろう」という思い込みです。
長男だから。
長女だから。
近くに住んでいるから。
独身だから。
仕事をしていないから。
このような理由で、自然と一人に負担が集中してしまうケースを数多く見てきました。
介護は身体的な負担だけではありません。
病院への付き添い、役所での手続き、お金の管理など、多くの役割があります。
「誰が何を担当するのか」を事前に話し合っておくことで、一人に負担が偏ることを防ぐことができます。
3.在宅介護と施設介護、それぞれの選択肢

介護が必要になった場合、自宅で介護を続ける方法もあれば、介護施設へ入所するという選択肢もあります。
どちらにもメリットとデメリットがあります。
在宅介護では、住み慣れた家で生活できる安心感がありますが、ご家族の負担が大きくなることもあります。
一方、施設介護では専門的なケアを受けられる安心感がありますが、費用や空き状況などを考える必要があります。
大切なのは、「どちらが正しいか」ではありません。
親御さんの希望やご家族の状況を踏まえながら、無理のない方法を選ぶことです。
4.介護にかかるお金について考える

介護には、少なくない費用がかかります。
介護サービスの自己負担。
住宅の改修費。
介護用品の購入。
施設へ入所する場合の利用料。
こうした費用を誰が負担するのかも、事前に話し合っておきたいポイントです。
また、親御さん自身の預貯金や年金でどこまで対応できるのかを把握しておくことも大切です。
お金の話はしにくいものですが、介護を円滑に進めるためには避けて通れないテーマでもあります。
5.認知症になる前だからできる備え

認知症になると、預貯金の引き出しや不動産の売却、各種契約などが思うようにできなくなることがあります。
ご本人を守るための制度ですが、ご家族にとっては大きな負担となる場合もあります。
だからこそ、判断能力がしっかりしている今のうちから準備を始めることが重要です。
「まだ早い」と思われるかもしれませんが、早めの準備こそが、将来の安心につながります。
6.任意後見・家族信託という選択肢

認知症対策として代表的な制度が、任意後見契約と家族信託です。
任意後見契約は、将来、判断能力が低下した場合に備えて、自分が信頼する人へ財産管理などを任せる契約です。
一方、家族信託は、元気なうちに財産の管理や運用を家族へ託す仕組みで、不動産や預貯金の管理などに活用されることがあります。
どちらが適しているかは、ご家族の状況や目的によって異なります。
大切なのは、「何かあってから考える」のではなく、「何もない今だからこそ準備する」ということです。
未来設計では、ご家族一人ひとりの状況に合わせた制度選びをお手伝いしています。
7.まとめ

介護は、いつ始まるか分かりません。
だからこそ、「誰が介護を担うのか」「在宅か施設か」「費用はどうするのか」といったことを、元気なうちに家族で話し合っておくことが大切です。
また、認知症への備えとして、任意後見や家族信託などの制度を検討することで、ご本人だけでなく、ご家族の安心にもつながります。
未来設計とは、相続の準備だけではありません。
介護や認知症も含めて、「家族が安心して暮らせる未来」を考えることです。
ぜひ、ご家族で一度、「もしもの時」のことを話し合う時間をつくってみてください。
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