相続の相談でいちばん多い失敗は、
「税理士に行ったら登記の話ができず、司法書士に行ったら税金が分からない」ことです。
地方の「実家じまい」と相続|親が元気なうちに考えておきたい実家の未来

「親が亡くなったら実家はどうなるのだろう」
「自分は県外に住んでいるので戻る予定がない」
「実家を相続しても管理できる自信がない」
近年、このような相談が非常に増えています。
特に香川県や徳島県では、
親世代が長年暮らしてきた実家を、
子ども世代が引き継がないケースが増えています。
その背景には、
人口減少、
高齢化、
県外就職、
核家族化など、
さまざまな社会環境の変化があります。
そして今、
注目されているのが
「実家じまい」
という考え方です。
実家じまいとは、
単純に家を処分することではありません。
親世代から子世代へ財産や想いを引き継ぐ中で、
実家をどうするかを考えることです。
今回は、
「地方の実家じまいと相続」
をテーマに、
未来設計(相続・生前対策)の視点から解説します。
目次
- 実家じまいとは何か
- なぜ地方で実家じまいが増えているのか
- 実家を放置すると何が起こるのか
- 相続発生後に困る典型的なケース
- 実家じまいを考えるベストなタイミング
- 実家じまいと未来設計
- まとめ|家だけでなく家族の未来も考える
1. 実家じまいとは何か

実家じまいとは、
親が住んでいた家や土地について、
将来の管理や承継方法を整理することです。
単なる売却や解体だけを意味するものではありません。
例えば、
- 誰が住み続けるのか
- 売却するのか
- 賃貸活用するのか
- 維持管理するのか
- 空き家にしないためにはどうするのか
こうしたことを事前に考えることも、
実家じまいの一つです。
最近では、
親が元気なうちから話し合う家庭も増えてきています。
2. なぜ地方で実家じまいが増えているのか

香川県や徳島県では、
子ども世代が県外で生活しているケースが珍しくありません。
大学進学や就職を機に、
大阪、
東京、
名古屋、
福岡などへ移住する人も多くいます。
すると、
親が亡くなった後、
実家を利用する人がいなくなります。
かつては、
長男が家を継ぐという考え方もありました。
しかし現在は、
家族の生活スタイルが大きく変わっています。
その結果、
実家を残すことが必ずしも最善ではなくなっているのです。
3. 実家を放置すると何が起こるのか

相続後に実家を放置すると、
さまざまな問題が発生します。
① 空き家の老朽化
人が住まなくなった家は急速に傷みます。
雨漏りやシロアリ被害が進行し、
資産価値も下がります。
② 管理負担
遠方に住んでいる場合、
草刈りや清掃のためだけに帰省する必要があります。
③ 固定資産税
利用していなくても税金は発生します。
④ 近隣トラブル
雑草や倒木、
建物の破損などによる苦情が発生することがあります。
⑤ 売却困難
時間が経つほど建物価値が下がり、
売却が難しくなるケースもあります。
4. 相続発生後に困る典型的なケース

実際の相談では、
次のようなケースが多く見られます。
① 兄弟で意見がまとまらない
兄は売却したい。
妹は残したい。
こうした意見の違いは珍しくありません。
② 名義変更されていない
祖父名義のままになっているケースもあります。
その場合、
相続人が増え、
手続きが複雑化します。
③ 誰も住む予定がない
利用予定がないにもかかわらず、
結論が出ないまま放置されることがあります。
④ 思い出が整理できない
実家には家族の歴史があります。
感情的な理由で判断が難しくなることもあります。
5. 実家じまいを考えるベストなタイミング

実家じまいは、
相続発生後ではなく、
生前に考えることが理想です。
なぜなら、
親自身の意思を確認できるからです。
例えば、
- 家をどうしたいのか
- 土地をどう承継したいのか
- 売却してほしいのか
- 残してほしいのか
こうした希望を聞いておくことで、
将来の家族間トラブルを減らすことができます。
また、
認知症になる前であれば、
選択肢も広がります。
6. 実家じまいと未来設計

アイリスが提唱する
「未来設計(相続・生前対策)」
では、
相続発生後の問題解決だけではなく、
相続発生前の準備を重視しています。
実家じまいもその一つです。
例えば、
- 遺言書を作成する
- 家族信託を利用する
- 不動産の名義を確認する
- 家族会議を行う
こうした準備によって、
将来の選択肢を広げることができます。
大切なのは、
「どうするか」を決めることではなく、
「どうしたいか」を家族で共有することです。
7. まとめ|家だけでなく家族の未来も考える

実家じまいという言葉には、
少し寂しい印象があるかもしれません。
しかし本質は、
家を手放すことではありません。
家族の未来を考えることです。
相続が発生してから慌てるのではなく、
元気なうちに話し合い、
方向性を決めておく。
それが、
これからの時代に必要な生前対策ではないでしょうか。
実家を残すにしても、
売却するにしても、
大切なのは家族全員が納得できる形を見つけることです。
未来設計とは、
財産を守ることだけでなく、
家族の安心を守ることでもあるのです。
【未来設計相談会のご案内】

香川県・徳島で未来設計(相続・生前対策)のご相談なら
アイリス国際司法書士・行政書士事務所では、
相続を「亡くなった後の手続き」ではなく、
"家族の未来を守る未来設計"
としてサポートしています。
【無料相談会のご案内】
生前対策・相続対策に関する無料相談は随時受付中です(完全予約制)。
📞 電話予約:087-873-2653

🌐 お問い合わせフォームはこちら
📆 土日祝も可能な限り対応いたします。
また、相続税対策・登記相談も含めた無料相談会も開催中です:
・第3水曜開催:087-813-8686(要予約)


最新のブログ記事
地方の「実家じまい」と相続|親が元気なうちに考えておきたい実家の未来
生前対策・相続対策に関する無料相談は随時受付中です(完全予約制)。
徳島県で進む高齢化と生前対策|「まだ元気だから大丈夫」が通用しなくなる時代へ
徳島県で相続や生前対策のご相談を受けていると、このようなお話をよく耳にします。
空き家問題と相続の深い関係|なぜ実家は放置されるのか?未来設計の視点で考える空き家対策
高松市をはじめ香川県・徳島県では、このような空き家に関する相談が年々増えています。


