遺言書を書けば安心?司法書士が感じる“実は足りない”生前対策の現実【香川県・徳島対応】

2026年06月09日

「遺言書さえ作れば、相続対策は大丈夫ですよね?」

相続相談の現場で、よくいただく質問です。確かに、遺言書は相続対策の重要な柱の一つです。しかし、司法書士として多くの相談を受ける中で感じるのは、"遺言書だけでは解決できない問題"が非常に多いという現実です。

香川県や徳島市・鳴門市でも、認知症、空き家、家族関係の問題など、遺言書だけでは対応が難しい相談が増えています。

今回は、「遺言書を書けば安心」と言い切れない理由について、分かりやすく解説します。

目次

  1. なぜ「遺言書を書けば安心」と思われるのか
  2. 遺言書が果たす本当の役割
  3. 遺言書では解決できない3つの問題
  4. 香川県・徳島で増える"生前の悩み"
  5. 必要なのは「点」ではなく「未来設計」
  6. 今のうちに始めるべき準備とは 

1.なぜ「遺言書を書けば安心」と思われるのか

相続対策という言葉を聞いて、多くの方が最初に思い浮かべるのが「遺言書」です。

テレビやインターネットでも、

「遺言書を作っておきましょう」

という情報をよく見かけます。

そのため、

「遺言書を書けば相続対策は終わり」

と考える方も少なくありません。

もちろん、遺言書はとても重要です。

誰に何を引き継ぐのか、自分の意思を明確に示せる手段だからです。

例えば、

  • 長男に自宅を相続させたい
  • 配偶者の生活を守りたい
  • 子どもごとの事情に配慮したい

こうした想いを形にするために、遺言書は大きな意味を持ちます。

実際、遺言書があることで相続手続きがスムーズになるケースも多くあります。

しかし、ここで一つ知っておいていただきたいことがあります。

それは、

遺言書は"万能"ではない

ということです。

司法書士として相談を受けていると、

「遺言書を書いておけば大丈夫と思っていた」

というご家族ほど、後から問題が出てくることがあります。

なぜでしょうか。

それは、相続の問題が、

「亡くなった後」だけではない

からです。

2.遺言書が果たす本当の役割

遺言書は、あくまで

"亡くなった後の財産の分け方"

を決める制度です。

つまり、

「誰に何を相続させるか」

を決めることが中心になります。

一方で、実際の相談現場では、

"亡くなる前"の問題

が急増しています。

例えば、

  • 認知症になったらどうするのか
  • 財産管理は誰が担うのか
  • 実家を売る判断は誰がするのか
  • 高齢になった親の生活をどう支えるのか

こうした問題は、遺言書だけでは対応できません。

なぜなら、遺言書が効力を持つのは、

亡くなった後

だからです。

つまり、

「生きている間の困りごと」は守備範囲外

なのです。

ここが、多くの方が見落としているポイントです。

3.遺言書では解決できない3つの問題

(1)認知症による"資産凍結"

最近、最も増えている相談の一つが認知症です。

例えば、

親が認知症になり、

「預金が引き出せない」
「実家を売れない」

というケースがあります。

「家族だから何とかなる」と思われがちですが、実際にはそう簡単ではありません。

金融機関は、本人の判断能力に問題があると判断すると、口座の利用を慎重に扱うことがあります。

また、不動産売却も本人の意思確認が必要です。

つまり、

元気なうちにしかできない準備

があるのです。

遺言書は、この問題を直接解決してくれません。

(2)空き家問題

香川県では、持ち家率が高く、相続財産の中心が不動産という家庭も多くあります。

高松市、坂出市、丸亀市、さぬき市、三豊市などでも、

「実家を誰も使わない」

という相談が増えています。

たしかに遺言書で、

「長男に相続させる」

と決めることはできます。

しかし、

「管理をどうするのか」
「売却するのか」
「兄弟間で費用負担をどうするか」

までは決まりません。

結果として、

相続したけれど放置

というケースもあります。

そして空き家は、

  • 老朽化
  • 固定資産税
  • 草木管理
  • 近隣トラブル

といった問題につながります。

つまり、

"相続後"より"相続前"の話し合いが重要

なのです。

(3)家族関係の問題

相続でもっとも難しいのは、実はお金ではありません。

「感情」

です。

例えば、

「介護を多く担った子」
「県外で関わりが少なかった子」

など、家族ごとに事情があります。

遺言書があっても、

「なぜこういう内容なのか」

が共有されていないと、不満が残ることがあります。

本来、相続で大切なのは、

財産だけでなく"想い"を引き継ぐこと

ではないでしょうか。

そのためには、

元気なうちの対話

が欠かせません。

4.香川県・徳島で増える"生前の悩み"

香川県や徳島市・鳴門市では、相続の相談内容にも地域性があります。

最近特に多いのが、

「子どもが県外に住んでいる」

というケースです。

都市部に出た子どもたちが、

東京・大阪・名古屋などに住んでいるため、

「親のことをどう支えるか」

が難しくなっています。

また、

「親が元気なうちは話しにくい」

という理由で、先送りになることもあります。

しかし、いざ体調が悪化してからでは、

選択肢が減ってしまう

のが現実です。

だからこそ、

"まだ元気"な今こそ準備のタイミング

なのです。

5.必要なのは「点」ではなく「未来設計」

ここまで読んでいただいた方は、お気づきかもしれません。

相続問題は、

遺言書だけでは足りない

のです。

必要なのは、

一つの制度ではなく、全体設計

です。

私たちはこれを、

未来設計(相続・生前対策)

と呼んでいます。

遺言書。
家族信託。
任意後見。
生前贈与。
財産整理。

これらをバラバラに考えるのではなく、

「家族の未来」を軸に組み立てる

考え方です。

そして、その内容は家庭ごとに違います。

正解は一つではありません。

だからこそ、

伴走型で一緒に考えること

が重要だと考えています。

6.今のうちに始めるべき準備とは

では、何から始めれば良いのでしょうか。

答えは、

"現状把握"

です。

今、何ができていて、何が足りないのか。

それを知るだけでも、将来の安心につながります。

当事務所では、その入口として、

「未来設計20の質問」

をご用意しています。

20の質問を通じて、

  • 見落としている課題
  • 家族で話すべきテーマ
  • 今後必要になる準備

を整理できます。

完璧な答えを出す必要はありません。

まずは、

「気づくこと」

が未来設計の第一歩です。


【未来設計相談会のご案内】

遺言書だけで、本当に大丈夫ですか?

遺言書は大切です。

しかし、それだけで安心できるとは限りません。

相続は、

「亡くなった後の手続き」ではなく、
「元気なうちの準備」

が重要です。

「自分の家は何が必要なのだろう?」

そう感じた方は、まずは

未来設計20の質問

から始めてみませんか?

香川県全域、徳島市、鳴門市エリアの方に向けたセミナーや個別相談もご案内しています。

"何か起きてから"ではなく、
"何も起きていない今だから"考える。

それが、未来設計の第一歩です。


FAQ(よくある質問)

Q.遺言書を書けば相続対策は十分ですか?
A.多くの場合、十分とは言えません。認知症対策や空き家問題、生前の財産管理などは遺言書だけでは対応できないことがあります。

Q.生前対策はいつ始めるべきですか?
A.元気なうちが最適です。判断能力が低下すると選択肢が制限されるためです。

Q.香川県や徳島でも相続の悩みは増えていますか?
A.増えています。特に不動産相続、空き家問題、県外相続人との調整に関する相談が多くなっています。


【無料相談会のご案内】

生前対策・相続対策に関する無料相談は随時受付中です(完全予約制)。

📞 電話予約:087-873-2653

🌐 お問い合わせフォームはこちら

📆 土日祝も可能な限り対応いたします。

また、相続税対策・登記相談も含めた無料相談会も開催中です:

・第3水曜開催:087-813-8686(要予約)

・詳細はこちら:相談会ページへ

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お気軽にお問い合わせください。

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